シンデレラ追記

さて、今日正式に発表があった『シンデレラ the ミュージカル』についてもう少し書いてみよう。

演目が「シンデレラ」であるということは、だいぶ前からリークされていたので驚くことは無かったですが、その陣容には驚いた。宝塚歌劇・元トップスターの麻路さきさんが出演されることは、劇場の告知ポスターで分かっていましたが、それに加えて同じく元トップスターの愛華みれさんや専科の箙かおるさん、光あけみさん、そして20名もの宝塚OGがダンサーとして参加するという…　完全に「宝塚色」が濃いものとなっている。

それに対してハロプロはモーニング娘。の９名のみということだ。これは人数的に言えば、娘。が宝塚歌劇の舞台へ「外部出演」すると言ってもいいぐらいの状態だ。

演目も過去に２度にわたって宝塚歌劇の舞台として上演されたものの再演ということで、当然、脚本・演出その他は全て宝塚歌劇団によるものとなるだろう。（前回のリボンの騎士 ザ・ミュージカルでもUFAは完全にノータッチだった）

こういう構成については、「良いこと・悪いこと」の両方が考えられると思います。

まず「良いこと」というのは、舞台の質は確実に、ある程度のレベルのものが用意されるであろうということ。これはリボンの騎士 ザ・ミュージカルでも実証済みのことであり、さらに前回よりも宝塚歌劇の比重が大きくなっているのだから期待はできる。

反対に「悪いこと」というのは、果たしてこういった構成で「アイドルとしての魅力」を発揮することができるか？　ということだ。私が前の日記にも書いたように、単に娘。が宝塚歌劇をやるだけ、ならば意味がない。たとえ全員が技量的にも、そこそこの水準に達して良い舞台になったとしても「ああ上手かったね」で終わってしまう。

この全体が「ザ・タカラヅカ」の中で、「ハロー！プロジェクト」を輝かせることができるかな？　…はっきりいってそれは相当難しい…　だけれども是非それにチャレンジして欲しい…

高橋愛については、今回もどんな役がきても求められる水準のものを発揮できることは、やる前から分かっている。だがそれだけではなくて、是非、モーニング娘。の魅力を感じさせる舞台として務めて欲しいね。　…今はまだアイドルなんだからｗ

とは言うものの、正直こういう展開は歓迎しています（＾＾；　なにせ私の好きなもの２つが一緒になるわけだからｗ　さらには演目の『シンデレラ』の曲は、あのロジャース＆ハマースタインだしね。

Cinderella (1957 Television Cast)

高橋愛の本領発揮が期待できる舞台を楽しみにしています。…おまけにキャスト予想でもやってみようｗ

妖精の女王　…　麻路さき
王様　…　箙かおる
王妃　…　光あけみ
継母　…　愛華みれ

王子　…　高橋愛
シンデレラ　…　久住小春

ジョイ（シンデレラの義姉・長女）　…　亀井絵里
ポーシャ（シンデレラの義姉・次女）　…　田中れいな

伝令官・フランツ　…　新垣里沙

…こんな感じかな？（某所の観劇レポートを参考にさせていただきました）　まあ愛たんがシンデレラをやってもいいとは思うが、そうすると王子役がいなくなってしまうのでｗ　あとここに書いてない子達は、ちょっと今分かっている役だと想像がつかなかった。再演といっても新しい役を追加してアテガキするかもしれないしね。…本当に楽しみだｗ