「本物(リアル)」が評価される時代がやってきたか?
「みっくみく」「恋スルVOC@LOID」がカラオケに
「みくみくにしてあげる♪」「恋スルVOC@LOID」がカラオケに――エクシングは12月3日、通信カラオケ「JOYSOUND」で、「初音ミク」が歌った2曲の配信を始めると発表した。
…もう流れは止まらないね。こんどはカラオケだ。こんなことは、つい最近までは考えられなかったことだ。
もう一度確認しておくと、「恋スルVOC@LOID」を作ったOSTER Projectことふわふわシナモンさんは、この間、21歳になったばかりの大学3年生の学生さんですよ。しかもこの作品が投稿されたのは今年の9月です。
その作品が発表から2ヶ月ちょっとで大手カラオケで全国配信されるんですよ。
まあ才能なんてものは、宇多田ヒカルとか若くから発揮していたし、音楽の世界では珍しくないが、業界その他、なんの後ろ盾もない人間が、その作品ひいては才能一本で認められて世の中に出て行く姿が痛快じゃないか。
しかもその才能を認めて、早くから評価してきたのが俺たちファンであるわけだから…
これこそあるべき姿だろう。これまでもインディーズから実力でのし上がったバンドとかもあったと思うし、カラオケ配信されたからといって、いきなりプロとして認められるというわけでもないが、「新しい道」がクリエイターとファンともに健全な関係の中で開かれたことに、凄く嬉しさを感じます。
やっぱりね、「歌」ってのは強いよ… 『初音ミク』がクリエイターにもたらした恩恵は計り知れないものがあるよ。今後もファンによって評価された「本物(リアル)」がどんどん登場していってくれることを期待するね。