昨日の続き 〜PIAPRO(ピアプロ)について〜
昨日は、ちょっと興奮気味に更新してしまったので、今日はちょっと冷静に…
まず『PIAPRO(ピアプロ)』についてですが、まだスタートしたばかりのβ版ということで、機能は本当に最小限のものしか提供されていませんが、それは今後追加されていくと思われます。
注目すべき点は、このサイトのキャッチフレーズ『聞いて!見て!使って!認めて!を実現するCGMエンジン』の中にもある「認めて!」の部分だ。
ユーザ登録をして投稿されている作品にアクセスすれば分かるが、各作品には必ず「ライセンス条件」という項目が設定されている。これは作者が自分の作品をこのサイトにアップロードする際に、作者自身によって設定できるものだ。
項目には、「作者の名前を表示してください」とか「この作品を改変しないで下さい」とか幾つかの条件を組み合わせることができるようになっている。(今のところ「非営利目的に限ります」というのは強制のようだ) これは、作者自身が自分の作品の二次使用について条件を設定でき、その条件の下であればそれを認めるというものだ。
これは「クリエイティブ・コモンズ」に似た考え方を取り入れたものであるといえる。(クリエイティブ・コモンズそのものではない)
『ニコニコ動画』という、マッシュアップが日常茶飯事に行われる場所で愛され、ユーザによって花開いた初音ミクムーヴメントならではの展開だと思う。著作権関連の問題については、日々、いろんな所で話し合われているが、どちらかというと前向きな展開になっていない印象があります。そんな時に、こういったユーザ主導の形で積極的な活動が実施されることに、大きな期待を感じます。
以前からここでもずっと書いていますが、人と人が出会って、それが組み合わさって放たれるパワーというものは、時にとてつもない威力を生み出すことがある。それを可能にするようなこのチャレンジからは、今後も目が離せないよ。