至上のブログ ~瑠々に魅せられて~

主にJuice=Juiceの段原瑠々さんに関連する内容です。2014/1/5までは昔の「愛に観せられて」の内容をインポートしています。

誇りを失った集団

紺野あさ美復帰

このニュースを見たとき皆さんはどう思っただろうか…
私は今日の朝にこのニュースを知りました。

おそらく、かつて紺野あさ美さんのファンであった方は凄く喜んだだろうと思います。昨年卒業して、ひょっとしたらもう二度と会えないかもしれない人が、再び同じ舞台に立つというのだから、それは嬉しいニュースであったと思います。

でも、私としては「そんなものなのか」という落胆の気持ちがあります。

それはなぜかというと、「あの舞台の上に立つ」ということが、あまりにも軽々しく取り扱われているように思うからです。

紺野あさ美さんはかつて高橋愛と同期でモーニング娘。に加入し、お互い同じ志を持つ者として、ハロー!プロジェクトの中で活躍していました。

しかし、彼女は自身の「夢」のために、昨年モーニング娘。を卒業し、「舞台を降りる」という選択をしました。

そしてその「夢」のために大学に入学し、新しい人生を歩み始めた彼女が、その志半ばでまた舞台に上がるという…

「あの舞台の上」というのは、そんな簡単に出たり入ったりできるところなのでしょうか…?

私は「あの舞台の上」に立つことができる人間というのは、そこに観客のために全身全霊を捧げて打ち込むことができる人だけだと思っています。たとえそれがアイドルだろうが演劇だろうが同じだと思っています。

今の紺野あさ美さんは、それができるだけの状況にある人でしょうか?
違うと思います。彼女には彼女の夢があるのだから…

ここからは全くの個人的な憶測で書きます。

今回の件は、もともとは紺野あさ美さんは復帰する意思は無かったと思います。なぜならもし報道のようにその意思があったのなら、最初から小川麻琴のように籍だけでもハロプロに残したはずです。

まして彼女はそんな中途半端な気持ちで娘。を卒業するような人ではないと思うからです。

今回の件について、私の憶測ではUFAの方から彼女に頭を下げたのだと思います。昨今のUFAの様々な事件の結果、いまだにファンの間で人気のある彼女に復帰してもらい、なんとか人気回復をという思惑が見え隠れします。

彼女としてもかつてお世話になった組織からの願いを断りきれなかったのではないでしょうか…

まったくの憶測ですが、そう考えでもしない限り、私の中では今回の件は理解できません。そしてもしそうならUFAは最後の誇りを放棄したと思います。

いや、そうでなくても今回の件で、ハロー!プロジェクトは「プロフェッショナル集団」としての誇りを放棄した結果となったと思います。

あるところでは「夏休みのバイト感覚」と書かれていました。書くのは勝手ですが、そう書かれてもしょうがないことをUFAは現実にやってしまっている。

それが私は悲しいです。

紺野あさ美さんにも、そのファンの方にもなんの罪はないけれども、私は今回の件は喜べません。もうなんでもありになった感があります。

なぜミキティは辞めなければならなかったの? ゲスな話を敢えてするなら紺野さんは大学で男友達と並んで歩いても許されるの? これまでハロプロ一筋にやってきた高橋愛はどんな気持ちなんだろうか?

じゃあ彼女も1年ぐらいハロプロを離れてブロードウェイに行って学びたいといったら許されるの? 「アイドル」ってそんなもんだったの?

もうあとからあとからゲスな負の感情が私の心の底から湧き上がってきます…

悲しい… 彼女たちに何の罪もないだけに悲しい… 大人の気まぐれや都合で人生を翻弄される彼女たち… 「アイドル」とはそんなものなのか?

誰か教えてくれ