星組公演 ミュージカル・ショー『ノバ・ボサ・ノバ』−盗まれたカルナバル−/ロマンティック・ミュージカル『めぐり会いは再び』−My only shinin’ star−〜マリヴォー作「愛と偶然との戯れ」より/宝塚大劇場
『ノバ・ボサ・ノバ』は宝塚歌劇往年の傑作ショーで鴨川清作氏の作です。
wikipedia:ノバ・ボサ・ノバ
これまでも何度か再演されていますが、今回は星組での公演となります。私は過去の雪組公演などの映像で、この作品を観たことはあったのですが、直に観るのはこれが初めてとなります。
感想としては、まず「凄い!」のひと言です。このショーが40年前のものとは思えません。最初から最後まで途切れず文字通り熱い「カルナバル」が繰り広げられます。公演にあたっては、これまでの公演キャストも交えた「前夜祭」イベントも行われましたが、やはりこのショーは宝塚歌劇の中でも特別なものというのが改めて実感できました。
ショーの中身はストーリー性を重視したものになっていて、義賊である"ソール"と同じく盗賊である"オーロ"、そして令嬢"エストレーラ"を中心に、リオのカルナバルの三日間の事件が演じられます。その他にも物売り男の"マール"や"シスター・マーマ"、"ルーア神父"など多彩で個性ある登場人物がショーの中身を厚くしています。そしてボサ・ノバとあるように全体を通じてラテンリズムの熱い曲が作品を包んでいます。
また今回は役替わり公演となっており、「オーロ、マール、メール夫人」を「夢乃聖夏、紅ゆずる、真風涼帆」、「マダムガート」を「毬乃ゆい、花愛瑞穂、音花ゆり」が演じます。
今日はオーロ=夢乃聖夏、マール=紅ゆずる、メール夫人=真風涼帆、マダムガート=毬乃ゆい、でした。
ではキャストごとの感想を。
- ソール/柚希礼音
いやー、格好良かったですね。最初から最後まで歌いまくり踊りまくりってな感じで。・・・最初、歌の方はちょっと声量が少なくて不安定なところもありましたが、徐々にエンジンが掛かってきて熱さ爆発という感じです。雪組公演の理事様の低音Vocalの印象が強かったのですが、こちらも自身の魅力を発揮したソールで良かったです。若さも感じるしねw シナーマンも凄く熱かった!!
- エストレーラ/夢咲ねね
ねねちゃんのエストレーラも綺麗で可愛さもあって良かったです。ショーの中ではそんなに活躍する役どころじゃないけど、やはりヒロインですね。あのネックレスも似合ってたw
- オーロ/夢乃聖夏
ともみんも野性味溢れるイケイケな盗賊を自分の持ち味を活かして演じていました。ただ今日は歌が不安定だったなあ・・・ ちょっと声量が安定しないところがあって・・・ ノバ・ボサ・ノバのテーマは声を出し続けないといけないから結構辛そうだけど、今後もがんばってほしい。
- マール/紅ゆずる
ベニーさんのマールは合ってたね〜 ・・・歌もあまり得意じゃない印象があったけど、今回はきっちりと歌えてましたよw あいかわらず演技も上手いしね。
- ブリーザ/白華れみ
これは凄く良かった! もうセクシー過ぎて生きていくのが辛いw いやあ、本当にれみちゃんは良い娘役さんになったよなあ・・・ これは必見です。
- ルーア神父/涼紫央
すずみんがルーア神父です。作品の中では結構、要の役ですよね。しっかりと物語全体を支えてくれています。「あれはなんでしょう?」のセリフも良しw
- シスター・マーマ/英真なおき
シスター・マーマっていうと、どうしてものえるさんの顔が浮かんでくるんだけどw 組長さんです。のえるさんに負けず劣らず濃いです。「あれこそ恋ですわ」ウフ
・・・他のキャストもマダム・ガートやボーロとかボールソとかドアボーイとか、いっぱいあるんですけど、とりあえず今日はここまで。これから何回も通うしね。
ただ、最後に一つ。
ビーナスの礼くんのビキニが凄かった〜 (;´Д`)ハァハァ たまらんわw あれを次はSS席で観られるとかw いやー熱いわ。もう宝塚ファンじゃない人にも是非、観てもらいたい。歴史に残るショープログラムですよ!
あ、お芝居の方も結構良かったんですけど、こちらも明日以降でw
[rakuten:takarazuka-an:10002681:detail]