花組公演ミュージカル・ロマン『哀しみのコルドバ』/グラン･ファンタジー『Red Hot Sea II』 / 梅田芸術劇場メインホール

まず『哀しみのコルドバ』について。これは過去に上演されたものの再演ということですが、私は前の物は観たことがないので今回が初めてとなります。

しかし梅田芸術劇場は、あいかわらず観づらい劇場だ。…どのあたりが観づらいかというと舞台に対して観客席のスコープというか範囲が狭いので、席の配置が端にいくほど舞台全体が視界に入らなくなる。普通に座って観ていて舞台端が切れたり観客の頭がジャマになるなんて明らかに設計ミスですよこれは…（＾＾；　今回は2階席でしたが、上演前に係員が「前のめりになると前の観客の方のご迷惑になるので、前のめりにならないようにしてください」としきりにアナウンスしていましたが、そんな当たり前のことをわざわざアナウンスしなければいけないということは、反対に前のめりにならないと観づらいので、そうする人が多くなって苦情が多くでているということですね。…本当にダメダメな劇場だ。

もう一つのシアター・ドラマシティはいい劇場なのになあ…

さて『哀しみのコルドバ』ですが、ストーリーはひと言でいうと「焼けぼっくいに火がついて独り相撲」という、非常に分かりやすい悲恋物語となっております（＾＾；　再演物でさすがに今となっては古くささを感じますが、宝塚的には別にいいでしょう。

主演のゆうさんのエリオも、ゆひたんのロメロも、彩音ちゃんのエバもそれぞれ持ち味を出していて良かったけど、今回なんといっても一番印象に残ったのはアンフェリータの一花ちゃん。

正直、彩音ちゃんより綺麗だったんじゃないの？（＾＾；　途中のソロも凄く良かった。…その時マジでちょっと泣いてたんじゃなかったかな。こういう可憐さの表現は宝塚歌劇の娘役の真骨頂ですね。見事でした。

『Red Hot Sea II』の方は、本公演のときにすみ花ちゃんがやったペドロを誰がやるのかなーと思ってたら、姫花ちゃんでした　…なるほどｗ。　余談ですが、姫花ちゃんはズバリ愛理に似てるよね（＾＾）　（…ってハロプロファンしか分からないけどｗ）

構成はだいたい本公演と同じだったのかな？　あの煙突のついた船は出てこなかったけどｗ　…そしてなんといっても『Red Hot Sea』といえば「ひき潮」のシーンですよね〜　今回ゆひたんのお相手は、退団された舞城のどかさんに変わって一花ちゃんでした。あの優雅で幻想的なダンスが好きなんだよな〜　今回も良かったです。

と、いうわけで一日中、花組三昧でした（＾＾）　今は一番花組が好きかな〜　知ってる人というか認識できる人が一番多いのも花組です。