雪組公演 ミュージカル『カラマーゾフの兄弟』 / シアター・ドラマシティ
雪組公演を観に行ってきました。今回はなんとロシアの文豪ドストエフスキー原作の『カラマーゾフの兄弟』をミュージカルにした作品です。いや〜文庫本でも5冊にいたるような大作をどうやって2時間ほどのミュージカルにするのかなと思っていましたが…
全体としてはうまくまとめていたと思いますが、やっぱり大作が手に余った感じを受けました。こういった作品を舞台化するには、どうしても削るところは削って大胆な演出にしなければいけないところはあると思いますが、やはり原作のエッセンスは残しておかなければならないと思います。(パロディ作品は別として)
ドストエフスキーといえば、人間の「業」を描き出した作家だと思うのですが、その辺りの表現が今回の舞台では中途半端なような感想を持ちました。宝塚歌劇のミュージカルでそれをどこまで掘り下げられるかという制約もあるかとは思いますが、ストーリーをなぞるだけではなく「これがドストエフスキーだ」というものをこの舞台でも感じさせて欲しかったです。
あとセリフと歌とのつなぎが終始あいまいな形で行われるところも今回はマイナスだったと思います。テーマがシリアスなだけに、歌は歌、セリフはセリフときちんと分けた方が判りやすかったと思います。
演者については、主演の水さんは父を憎悪するミーチャを荒々しく演じ、それに対して弟のイワンを演じるユミコさんは神を否定する実存主義的な存在をクールに演じていて対象的でした。今回、個人的に好印象だったのが三男のアリョーシャを演じた沙央くらまくん。…神に仕える心優しき存在であるアリョーシャを、美しい立ち姿と誠実な物腰を醸し出して演じていて良かったです。この手の役はひろみちゃん(彩那音さん)もやることが多かったように思いますが、今回そちらは物語の後半の核となるスメルジャコフを演じていたので、こちらも対象的で面白かったです。この二人は役替わりでやってもいいかもとも思いました。
グルーシェニカを演じたとなみちゃんは、なかなか悪女的な雰囲気も出ていてロシア美女っぽくて良かったと思います。
と、いうわけで今年もあと残り僅かとなりました。明日は私にとって今年最後の観劇となるTCAスペシャル最前です! また帰ってきたら報告したいと思います。よろしく〜(^^)/
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