愛と青春の宝塚 〜恋よりも生命よりも〜 / 新宿コマ劇場

前回の続きです。

・星奈優里/星風鈴子（トモ）

こちらの方も映像でしか拝見したことがなかったのですが、凛々しいトモの演技が光っていました。娘役さんなのに男役を思わせる凛々しさが凄く良かったです。自己の過酷な運命に対しても決して怯むことなく宝塚歌劇の一員として、そこで自分の夢を全うしようとするトモの姿に深い感動を覚えます。その舞台に懸ける思いは、宝塚歌劇の100年近い歴史の中でずっと受け継がれてきたのではないかと思います。

・映美くらら/紅花ほのか（ベニ）

こちらも噂には聞いていましたが、本当に可愛くて愛らしい方ですね〜　全体としてシリアスな舞台の中で、その明るく陽気な姿がアクセントとなって物語に華を添えていました。リュータンに憧れて共演することを夢見て宝塚歌劇団に入団したベニは、まさに今の多くのタカラジェンヌを映した姿でもあると思います。その役柄にまさにぴったりの演技でした。

本当にこの娘役のお二人も、元トップスターであるということを普通に納得させる存在感を舞台上で発揮されていました。
…次回は他のキャストの方の感想も含めて全体として私が感じたことを書いて最後の締めにしたいと思います。