宙組公演 ミュージカル『雨に唄えば』 / 梅田芸術劇場メインホール

今日は宙組公演に行ってきました。今回はミュージカル『雨に唄えば』です。もうこれは余りにも有名すぎるミュージカルで、私も昔にジーン・ケリー主演の映画を観たことがあります。宝塚歌劇でも以前に星組で上演されたことがあり、今回はそれの再演となっています。

元の作品が名作ということもありますが、全体として素晴らしい出来で明るく楽しさに溢れる舞台で、まさしくミュージカルの醍醐味を味わえる内容となっています。先週の星組の『スカーレットピンパーネル』といい、良い作品を続けて観ることができて嬉しい限りですｗ

全体のあらすじは、映画が無声映画からトーキーに変わる頃のハリウッドを舞台に、映画関係者たちが繰り広げるコメディとなっています。

『雨に唄えば』について詳しく知りたい方はこちら
wikipedia:雨に唄えば

ではキャストごとに感想を

• 大和悠河/ドン・ロックウッド

主役のタニさん。あいかわらず格好いい。オープニングでは私の真後ろの観客席通路から、みっちゃんと腕組んで登場ｗ　…先に言えよ〜（＾＾；　知ってたらじっくり待ち受けたのにｗ　ネタバレを気にしてほとんど情報仕入れてなかったのが失敗だったｗ

ハリウッドの大スターって役柄がこれほどそのままぴったりハマる人ってのも、そうはいないだろうなｗ　本当に全体にわたって「スター」してはりましたｗ　なかでも圧巻は一幕ラストのダンスシーン。ジーン・ケリーの映画でもあの「雨の中のダンスシーン」は名場面としていつも語られますが、まさか劇場内でそっくりそのままやるとは思わなかった。

実際に本物の水を使って雨を降らせてのダンス、凄え…　　それは楽しく華麗で、観る者全てを惹きつけるような内容でした。

その他は観客席に向けての"ウインク"もあいかわらずバッチリ！ｗ　やはりスターはこうでなくちゃイカンｗ

• 花影アリス/キャシー・セルダン

あいかわらずカワイイ（*＾＾*）　宝塚歌劇・娘役特有の可憐さを持っている人だと思います。しかし可憐なだけじゃなくて、その実力もなかなかのもの。今回も大女優の吹き替え役に抜擢されるという役を、そのままの実力とともに演じていました。…途中、実際の映画の映像に合わせて吹き替えするシーンも上手かったです。

• 蘭寿とむ/コズモ・ブラウン

ドンの親友役。蘭とむさんも男役なんだけど、そこはかとなく色気も感じさせていいんだよな〜　今回は爽やかな友人役を好演されています。タップダンスも上手い！

• 北翔海莉/リナ・ラモント

ドンの相手役の大女優、だけどめちゃくちゃ悪声という役柄。演じるのは普段は男役のみっちゃん。…うん、はっきりいって今回の作品の影のMVPｗ　みっちゃん凄えｗ　マジ凄えｗ　いったいどこから声出してるんだｗ　いや〜本当にびっくりしました（＾＾；

普段は男役だから女役を演じるだけでも結構難しいところがあると思うのですが、今回はさらに「悪声」という条件があって、終始普段では絶対に聞けない声で演じられていました。また歌も本来はめちゃ上手い人なのに、今回は敢えてヘタクソに歌わなくてはいけないという…（＾＾；　それを全部きっちりやってしまっていました。

いや、舞台人の真髄を見ましたｗ　…本当に愛たんにも見せたかったわ〜ｗ　君が親しくさせてもらってる人は、こんなに凄い人なんだよってｗ　まあ愛たんは十分分かってると思うけどねｗ

その他にも映画コラムニスト役の鈴奈さんも上手かったな〜　あんな女性司会者って、よくグラミー賞とかの中継で見るよねｗ　むっちゃ感じ出ててよかった。あと映画監督役の七帆くんもコミカルで面白かったｗ　ヴォーカルトレーニングのシーンの早口言葉は、おそらく公演ごとに内容変わるんだろうなｗ　今回は「新春シャンソンショー」を３回言ってみろって感じでした。発声法の先生って鳳翔大くんだったのか、早口言葉全然言えてねえｗ

まあとにかく全体通して楽しい舞台でした。見終わったあと当日券買ってもう一回観ようかと思ったぐらいｗ　公演はまだ来週いっぱいやってるんで、興味のある人は絶対行った方がいいｗ　オススメ！