至上のブログ ~瑠々に魅せられて~

主にJuice=Juiceの段原瑠々さんに関連する内容です。2014/1/5までは昔の「愛に観せられて」の内容をインポートしています。

宝塚歌劇雪組公演『凍てついた明日−ボニー&クライドとの邂逅(かいこう)−』/ 宝塚バウホール

雪組公演を観に行ってきました。今回の舞台はタイトルにもありますように『ボニー&クライド』ということで、これはあまりにも有名すぎる映画『俺たち明日はない』でお馴染みのストーリーです。

ここで余談ですが、あまりにも有名すぎると書きましたが、ひょっとしたら知らない人もいるかもしれないのでwikipediaのリンクを貼っておきます。
wikipedia:俺たちに明日はない
私は二十代前半に名作と呼ばれる映画を観まくっていた時期があって、その時にあらかたの有名映画は観たので、こうしてそれらが舞台化されても大体どんな話かは分かります。しかし今の若い人(って書き方もオッサン臭くていやだがw)は、知らない人も多いかもしれない。私が観た手段というのは、大体がレンタルビデオで借りてって感じでしたが、例えば黒澤明の映画なんかは当時はソフトウェア化されていなくて観るのに苦労しました。ところが、今はほとんどの作品がDVDになって安価で売られるようになっています。中には著作権が切れた作品などは、500円ぐらいで売られているものもあります。(マレーネ・ディートリッヒ出演の作品とか)

本当にいい時代になったもんだ。やっぱりある程度、有名な作品は観ておいて損はないと思いますよ。今の作品でも昔の名作のシーンを取り入れていることもよくあるし、そういうのが分かっているとより今の作品も楽しめることになります。


で、本題に戻りまして今回の作品ですが、『ボニー&クライド』といえばやはりあの最後の衝撃的なシーンが一番に思い起こされるわけですが、さすがにアレを宝塚歌劇でやるわけにはいかないので(^^; その辺りはアレンジされております。ただ、今回の作品を観て全体を通じて思うことは、あのアメリカン・ニューシネマ独特の鮮烈さというか輝きがあまり感じられなかったのが残念でした。
もちろん映画とは違う作品で、違う捉え方をしなければいけないんだろうけど、やはり観る方としてはあの“青春の刹那の輝き”みたいなもんをどうしても期待してしまうので、ちょっとテンポが悪かったかなと思います。荻田先生の芝居は、前のアレキサンダーの時も思ったけど、なんかクドいんだよな〜(^^; もっとこう印象的なセリフ(いわゆる名セリフ)一発で決めてもいいと思った。

ではキャストごとの感想を。

なんか雪組は久しぶりに観たので、テルくんも久しぶりって感じだった。あいかわらずスマートで立ち姿とか美しいですね〜。自虐的な主人公のムードもなかなかよく出ていて良かったです。

  • 大月さゆ/ボニー・パーカー

今回は役替わりで前半が愛原実花ちゃんで後半が大月さゆちゃん。いや演技上手くなったね、さゆちゃんw なかなかセリフに魂こもってて良かったです。

  • 緒月遠麻/テッド・ヒントン

キタロウくんも久しぶりw なかなか実直な演技で物語を締めてました。歌もなかなか良かったです。

  • 沙央くらま/レイモンド・ハミルトン

こんなおちゃらけた役をやるのは初めて観ましたw なかなかこういう役も上手くこなしますね。役柄的にはあまりおいしくなかったけどw

  • 真那春人/ジェレミー・メスヴィン

おっと知らない人がきました。いや今回の舞台でちょっと目を引いたので… クライドを慕う弟分の役でしたが、若さゆえの一途さがよく出てて良かったです。研3? これから要チェックですね。

  • 未来優希/記者&兄貴&刑事

ハマコさん、メモばかりして今回は歌ってくれないの?と思ってたら、二幕の最初にきっちり決めてくれました(^^) やっぱりあの歌は格が違うわw

印象に残った方々はこんな感じです。 …あ、あと専科のまゆみ姉さんも久しぶりでしたが美しかったです(^^)