月組新人公演 ミュージカル『マジシャンの憂鬱』

初めて新人公演に行ってきました。…でもギリギリに入ったので席に座ったらもうシャンドールが登場してた（＾＾；
さて、今回主演の龍真咲さんですが…　声があさこさんそっくり！　驚きました。『大坂侍』とかで観たときは全然思わなかったけど、今日はモノマネできるくらい似てました。
龍真咲演じるシャンドールは、なかなか洒落てて本役のあさこさんばりのムードを醸し出してました。…でも、やっぱりあの都会的なセンスは、あさこんさんの方が数段上だなあ…　特に今回は芝居の中にコミカルなシーンがありますが、やりすぎると鼻につくし控えめだと白けるという難しい部分なのですが、本役のあさこさんはその辺り絶妙なバランスなんですよね。まさお君も頑張ってたけど、あの「空気」はさすがに出せてなかったかな。全体的に控えめでした。
ボルディジャールの明日海りおさんは、さらに厳しかった（＾＾；　…これも本役がきりやんだし、それに合わせてシナリオも出来ていると思うので、かなり難しかったと思いますが改めてきりやんの「包容力」を思い知らされた感じ…　きちんと演じてはいるけど、あの皇太子の魅力は伝わってきませんでした。

セリフに詰まるとか、そんなことは別にして新人公演は普段は上級生が演じている役を若手が演じる機会。本役をそのままなぞってもいけないだろうし、特に今回は主要な本役さんがそれぞれハマリ役なだけに難しかったと思いますが、「自身の持ち味」をもっと感じさせて欲しいと思いました。（少し前にも似たような事書いた気がするな（笑））

演じる + α　の何か…　言ってみれば、私がここで特別に書きたくなるような何かを感じさせて欲しいと思いました。…その辺りが、本役さんとの違いなのかなって思います。

…書きたくなることというと…　ヴェロニカ演じるねねちゃんがカタコンベで気絶するときに大の字になったのが良かった（笑）　…いや、こういうのも大事だと思いますよ、本当に（笑）

あと最後の挨拶はメロメロでしたね（苦笑）　まさお君もこれが新人公演主演初めてじゃないんだから、もうちょっとちゃんとしゃべらないと…（＾＾；　誰かさんに似てるだけあってトークは苦手なのかな（笑）　今回で87期は新人公演最後ということなので、東京に向けて頑張ってください。