至上のブログ ~瑠々に魅せられて~

主にJuice=Juiceの段原瑠々さんに関連する内容です。2014/1/5までは昔の「愛に観せられて」の内容をインポートしています。

モーニング娘。 コンサートツアー2007春〜SEXY 8 ビート〜 / さいたまスーパーアリーナ

今回のレポートは二人のメンバーについてだけ書きます。コンサート内容の詳細については、またDVDも発売されるし、他のブログでも既に書かれているので。

吉澤ひとみ

率直な一番の感想としては、「まあこんな格好いい姉ちゃんはそうそういない」ということです。
その格好よさっていうのは、どういうところから一番感じられるのかと考えていたのだけれど、やはりその生き様だという結論に達しました。
彼女はある日、降って湧いたように娘。のリーダーとなり、2年もの間ずっとメンバーを引っ張ってきました。このコンサートMCの中では、娘。にいる7年間を「闘ってきた」という言葉で表現していたけれど、最後の2年間の闘いは、特に厳しいものだったと推測されます。
けれども、彼女はその闘いに決してひるむことなく、持ち前のバイタリティで打ち克ってきました。それは、彼女自身の「モーニング娘。であるという自覚」が成させたものです。
モーニング娘。を心から愛し、そのリーダーである自分がどうあらねばならないか、それを自覚し信念としているからこそリーダーという存在を全うすることができたのです。
一人の人間が、正しき信念に基づいて逃げずに生きていく様は、やっぱり格好いいよ!!
そしてこの人は、これからもその格好よさをずっと私達に見せ続けてくれるだろう…
後に続く者は是非その格好良さを引き継いで欲しい。なかなか難しいことだけど、それを引き継ぐことが彼女の卒業に対する何よりの餞(はなむけ)になる。
吉澤リーダー、本当にありがとうございました。

高橋愛

「卒コン名物」と言おうか、いつもながら卒業する吉澤リーダーに対するコメントは文章になってませんでしたなw(特に後半w)
リーダーが「泣かない宣言」してるのに、一番泣いてるし…w (あのれいなですら必死に我慢してたのにw)
まあそれも彼女が「感性」で行動する生き物だからです。「感性」で行動するから「分別」がない。だから新垣里沙の「私の中でモーニング娘。がいなくなってしまう」という言葉にも簡単に割り込んでしまう。その言葉が持つ重さも分からずに…
リーダーが最後に高橋愛に言った「赤ちゃんがいるよ」っていうのは的を射ています。
人は大人になるにつれて「理性」を身につけ、分別のある行動がとれるようになっていくけれど、赤ちゃんにそれはありません。
悲しければ泣き、怪我してるのに動きすぎてスタッフに怒られ、話したいことはまとめられなくて、「力になりたい」と思えばそれをすぐ口に出してしまう…
そんな子供で赤ちゃんのような存在… それが高橋愛
でも私はそんな彼女がたまらなく愛しい。そしてその「感性」こそがまた彼女の最大の長所でもあると思っています。
だから、彼女がこれからもモーニング娘。ですべき事とは、その「感性」と自身の実力をもって、舞台上で娘。として最高の表現をし続けることです。
その姿を、ジュンジュンが見ている、リンリンが見ている… その他、多くのハロー!プロジェクトの後輩達が見ている…
その頂点に立つユニットであるモーニング娘。のメンバーとして、舞台で光り輝く存在であること。それが高橋愛の使命だ。その表現をもってして、観る者全てが憧れるような存在になってほしい… そう思います。
これからも、泣け、笑え、踊れ、そして歌え! …君のその姿を、私はこれからもずっと観ています。

「私の中でモーニング娘。がいなくなってしまう」

この言葉が持つ重さとはなんだろうか? 客観的な事実を挙げます。
吉澤ひとみが卒業することによって、彼女のファンのうちの何割かは確実に今後、娘。のコンサートには来なくなる、CDも買わなくなる、ハロモニも見なくなる。…つまりモーニング娘。のファンでは無くなるということです。
片や加入するジュンジュンとリンリンについてはどうか? 彼女達が加入することによるファンの増加があったとしても、吉澤卒業による損失を埋めることはできません。(少なくとも現段階では)
「なんだ、それはこれまでの卒業でも一緒じゃん」と思われるでしょう。同じじゃない。そしてそれは、これまでの卒業についても同じではなかったということです。結局のところ、モーニング娘。のファンというのは、ここ数年で確実に減っていっています。それは事実として認めざるをえない。
娘。関連の言葉で私が嫌いなものの一つに「黄金時代」というのがある。だが嫌いだと感じる時点で、その言葉を認めてしまっているということでもある。
その黄金時代とやらを経験した人間がいなくなる、この言葉を発した新垣里沙がかつて憧れたメンバーがいなくなるということは、今度はそれを自分たちが創っていかなければならないということです。

そこには悲愴なまでの使命感がある。その使命の重さがこの言葉の重さだ。

以前、リーダーになったら藤本美貴は変わるだろうと書きましたが、新垣里沙も変わるよ、おそらく劇的に… そう思う。

それが本当に楽しみだ。これから新しい時代を創っていく娘。たちが…