至上のブログ ~瑠々に魅せられて~

主にJuice=Juiceの段原瑠々さんに関連する内容です。2014/1/5までは昔の「愛に観せられて」の内容をインポートしています。

宝塚舞踊詩『さくら』−妖しいまでに美しいおまえ−/ミュージカル『シークレット・ハンター』−この世で、俺に盗めぬものはない− / 宝塚大劇場


なかなか機会がなくて行けなかった星組公演に行ってきました。当日券を購入予定で行ったのですが、9:00頃に劇場に着いたらもうずらっと列が出来ていました。
並んでいるとある年配の女性の方が来て「通行人の邪魔にならないように並びましょう」とおっしゃられました。「いや確かに」と私を含めて皆が歩道の端に邪魔にならないように列を正しました。
その時は別になんとも思わなかったのですが、後から考えてみると、その方は別に劇場関係者ではなくて同じファンの一人だったわけです。でも当日券購入のために並んでいる私達の列が歩道側に膨らんでいるのをみて、それではいけないと思われて注意されたわけです。そういったことに気づいてもなかなか並んでいる大勢に対して注意するというのは気が引けると思うのですが、そういう行動を即座に取れる方がいらっしゃることにちょっと感動しました。

さて無事当日券を購入して観劇にいたるわけですが、今回の星組公演はこの春から新しく入団した第93期生の初舞台でもあります。開演に先立ち、そのお披露目ならびに口上があったわけですが… これがまた素晴らしいんだなあ…

長年の宝塚歌劇ファンの方にとっては例年の光景なのだろうけど、私は今回初めて見たわけです。皆同じ袴姿で整然と並び、舞台に三つ指ついて「清く正しく美しく」の教えに従って舞台に精進することを誓い、深々と礼をする姿をみてジーンときました。
音楽学校入学以来、この初舞台を迎える日まで皆さん努力されてきたと思うのですが、まさにこれからタカラジェンヌとしてのスタートを切られたわけです。皆さん頑張って欲しいと思います。


では星組公演についてですが、今回はいつもと違ってショーの方が先になってます。しかも『さくら』という和物です。どんな感じなのかなーと思っていましたが、これがもうまさに絢爛豪華。
最初の暗転から舞台がライトアップされた瞬間、思わず観客席から声が上がるほどの眩さでした。
『さくら』の名の通り、日本の美を凝縮したような美しい舞台が展開されます。途中、日本の節句にまつわる人形(雛人形五月人形)の可愛らしい演出もあります。(ちょっと「くるみ割り人形」を思い起こさせます)
舞踊詩とあるように全体が日本の伝統的な美しい舞踊で表現され、引き込まれます。妖しいまでに美しいお前というのもなかなか頷けるかも…
こういうのは是非外国の方にも見て欲しい。ちょっと自慢できるぐらいの美しさでした。

ミュージカルの方は「ローマの休日」カリブ版といった感じw 「盗めぬものはない」と豪語する主人公と王女様の逃避行。
最後の方はちょっとシナリオひねりすぎのような気もしましたが、全体的に陽気なラテンの香り漂う明るい作品になってます。

トップスターの安蘭けいさんは、前のヘイズコードの時は体調を崩されてたそうですが、今回は万全で確かな実力に基づいた舞台という印象でした。

その他で印象に残ったのは涼 紫央さん。すらっとした立ち姿が美しいですね。

…そして全体としては星組さんは、なんか濃い〜印象でしたw 特に理由はないんですが…w


これで宝塚歌劇を見始めてから、一通り全ての組の本公演を観劇したことになります。明日は、全ての組について個人的な印象を書いてみたいと思います。