雪組公演『ノン ノン シュガー!!』/ 宝塚バウホール

久しぶりの宝塚。今回は初めてバウホールに行ってきました。バウホールというのは宝塚大劇場内にあるもう一つの劇場で、主に新人公演などに利用される小ホールであるという…
今回は雪組の次世代を担う存在である音月桂さん主演とあって、行ってきましたよ。…音月さん好きなんだよな〜　…前回の『堕天使の涙』での好演が思い浮かびます。雪組は水さんがトップになったということで、音月さんも次っていうのが意識される存在になってきたんじゃないでしょうか…

さて、今回の公演ですが、ついこの間までは私も観に行った中日劇場での『星影の人』があり、それ以外の雪組の方が出演されている公演です。全体の印象として劇そのものよりも、改めて雪組の若手メンバーお披露目という意味合いが強かったように感じました。

物語は60年代のライブハウス“ノンノンシュガー”を舞台に繰り広げられる青春群像。…劇中いたるところで当時のヒットナンバーが出てきます。聴けば誰もが知っている曲。…と、言っても私の世代より後の人は分からないか…ｗ
だいたい始まる前からニール・セダカの『カレンダーガール』とか流れてるもんなｗ　もうエルヴィスとかそんなんばっかりですよｗ
シナリオ的にもそれほど重いところは無いんで*1、今回は出演者中心のレポを…

• 音月桂（ジョニー・キッドマン）

やっぱり今回の出演者の中では格の違いを感じました。一人抜け出ているというか、やっぱりこういう舞台で主演を任される位置にいる人だなと思いました。歌唱も情感こもった演技も、やがて上にいく人だと感じました。

• 大月さゆ（シェイラ/マライア）

『堕天使の涙』に続いて抜擢なんでしょうか…　容姿的には宝塚っぽい派手さは無い方ですが、歌唱はさすがです。音月さんとのコンビはこれからも続くのかな〜　今回は二役で早変わりも結構大変だったと思いますが、きっちりこなされていました。

• 萬あきら（キング・ビート）

うわ〜　前の公爵とは全然違うよ〜ｗ　なにこのリーゼントｗ　渋すぎるｗ　往年のロックスターを華麗に演じてらっしゃいました。ちょっとスター（にしきのあきら）を思わせたけどｗ

• 舞咲りん（ザザ）

出てきた瞬間、全て持って行ってしまいましたｗ　今回の役どころではキャラ的に立っている部分もあったと思いますが、それをきっちりこなしているところはさすが。

• 美穂圭子（マリア）

あいかわらずお美しいお姿でございました。そしてその歌唱も抜群に素晴らしい…　言うこと無し。超好きｗ。こういう方がいらっしゃるのが宝塚歌劇の強みだと思う。ゆくゆくは専科か、もしくは雪組の組長に就任されるような方だと思います。我が侭かもしれないけど、末永くその素晴らしい歌唱と美貌を舞台から届けて欲しいと思います。

と、ここまでが今回の舞台で私が印象に残った方々です。他にも若手の方には「気の弱いギャング」とか「ファッションデザイナーの卵」とか「金持ちのボンボン」とかいろいろ役が当てられていたのですが、それほど印象には残りませんでした。

もちろん今回の舞台は主演の音月さんを中心に作られているので、他の方は「脇役」となってしまうので、セリフも出演時間も限られてしまうわけですが、その中でも何か印象を残すものが欲しかったなあ…

特に今回のようなバウホールやシアタードラマシティとかの公演では、規模も小さいから普段の本公演と違って、より身近に演者が感じられる機会だから、宝塚初心者の私にも「おっ、これは」というような印象を感じさせて欲しかった。

今回、私がレポに書いた方々はこれまでも実績のある人達ばかりだと思います。それ以外にも注目するような人を発見したかったかな…と。

なんか偉そうな書き方になってしまいましたが、率直な感想として受け止めて貰えばと思います。

…さあ来週はSS席だｗ　オラ、わくわくしてきたぞｗ

*1:鞄はいつ返してもらったのとかツッコミ所が結構あるｗ