至上のブログ ~瑠々に魅せられて~

主にJuice=Juiceの段原瑠々さんに関連する内容です。2014/1/5までは昔の「愛に観せられて」の内容をインポートしています。

月組公演『パリの空よりも高く / ファンシーダンス』/ 宝塚大劇場

元旦初日公演を観られるなんて幸せ者だ。関西に住んでてよかった。
今回の公演は、19世紀末のパリを舞台に、数年後に開催予定の万国博覧会とそれに向けての『エッフェル塔』建設にからんでペテン師達が繰り広げる喜怒哀楽ストーリー… という内容です。
ペテン師ものといえば映画の『スティング』とか有名ですが、今回の公演は「ロマンチックコメディ」とタイトルにもついてるように、特にペテン師兄弟のコミカルなやりとりが一番の魅力となっています。
やっぱり新年から観るには、重い話よりもこういった明るい笑える話の方がいいですね。

スタートはいきなり華やかなパリのショーから。新年スタートとして華やかでよかったです。…お芝居なのにロケットダンスも観られたしw でもいつ芝居が始まるのか気になりましたw

話はとにかくペテン師兄弟、ジョルジュとアルマンドの二人に尽きます。トップスター瀬奈じゅんさんが演じる兄アルマンドと、大空祐飛さんが演じる弟ジョルジュの、ペテン師なんだけどどこか憎めないヘタレコンビが繰り広げるコミカルなやり取りが、最後まで観る者を楽しませてくれます。

こういうの好きなんだよな〜w 凸凹二人組w …はっきり言ってお話は軽いです。前から思ってたんだけど宝塚歌劇はどうしてもお芝居の時間が短いから、シナリオ的には薄くなってしまう傾向がありますね。特に今回は最初のレビューの時間が結構あるから、話の展開としては分かり易すぎるぐらいです。

でも、その軽さが逆に今回の物語の「明るさ」が強調されていい部分もあるのでは、と解釈しました。

ヘタレコンビw以外の方では、エッフェル塔の設計者、ギスターブを演じた霧矢大夢さんも純粋な建築家をコミカルに演じていて良かったです。あと以前、歌に定評がある方と聞いていましたが、さすがソロの歌唱も多くあって定評に違わぬパフォーマンスでした。
ホテルのオーナー、エレノールを演じた出雲 綾さんもコミカルさを支えるナイスな演技でした。…それ以外の方はあまり出番が無かったかな? ミミを演じた彩乃かなみさんもヒロインとしてはちょっと出番が少なかったですね。

最後もペテン師ものらしい結末で爽やかな余韻を残してくれます。…なんかこのコンビでのお話の続編をすぐ作って欲しいと思いましたw

では、改めて演じられた方々の感想を。

トップスターの瀬奈じゅんさんは、都会風の魅力を携えた爽やかな印象です。役柄がそうだったせいもあると思いますが、次は深い演技も観てみたいですね。

今回初めて月組公演を観たわけですが、私的には大空祐飛さんに魅力を感じました。なんか佇まいにスター性を感じます。ショーの時は結構大空さんばかり観てました。(ちょっとタレ目ちゃんなとこもカワイイしw)

後半のショーでは『ファンシーダンス』の名の通り、次から次へとダンスが展開されます。…ここでまた誰が誰か分からない病に…w 主要な人はなんとか分かるんだけどなあ…

ここでは途中のマリオネットを模したダンスが印象的でした。

舞台の最後は元旦初公演らしく、舞台挨拶が… で、ここで最初に挨拶された組長の出雲 綾さんのお話が素晴らしかった。今回の公演から組長になられたとのことですが、本当に礼にかなったご挨拶で組替えの方の紹介などもされて、全く見事でした。さすが組長になられる方は違うなあと思いました。

トップスターの瀬奈じゅんさんからもご挨拶が。こちらもトップスターらしいご挨拶でした。カーテンコールで「この後は阪急電車に乗って、清荒神へ初詣に行ってください」とおっしゃったので、お話どおり行ってきましたw(駅から無茶遠くて大変だったw)

そんなこんなで例年に無く充実した元旦でした。今年も本当によろしくお願いいたします。

あ、最後に、こちらの公演はまた1/6に観に行くのですが、次の公演ではある方に注目したいと思います。それは… 龍 真咲さん。

…ちょっと誰かさんに似てるねw ではまたw

p.s.
今日は劇場正面フロアのいつものグランドピアノ自動演奏のとこで、正月SPとして、公演テーマが弦楽四重奏の生演奏で披露されていました。スゲー