至上のブログ ~瑠々に魅せられて~

主にJuice=Juiceの段原瑠々さんに関連する内容です。2014/1/5までは昔の「愛に観せられて」の内容をインポートしています。

後藤真希 LIVE TOUR 2006 〜G-Emotion〜 / 愛知厚生年金会館

今回の後藤真希のライブツアーは、始まる前からこれまでとは違った要素が数多く見受けられました。まず、ツアータイトルでは"Concert"ではなく"Live"となっています。そしてゲスト参加無しであること。またMTVとのコラボレーションによるステージになっていて、新しくサイトが作られるなど、これまで以上に意気込みが感じられます。
先行して発売されたシングル「SOME BOYS! TOUCH」も前作に続き意欲的な作品となっています。
そうなれば当然参加する方も期待は高まるというわけですが、さてその内容はどのようなものだったのか… 自分自身感じたことを書いていきます。


まず最初に、今回のライブは"Concert"ではなく"Live"であるということですが、私はさらにこれは"レビューrevue"であると思いました。

レビュー [(フランス) revue]

舞台芸能の一。フランスのボードビル、イギリス・アメリカのバラエティーから発展したバラエティー-ショー。歌・踊り・コントなどあらゆる舞台芸術・演芸の要素をとりこみ華麗多彩な展開を見せる娯楽性の強いショー形式のもの。日本では宝塚少女歌劇団が最初に上演。

http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%A5%EC%A5%D3%A5%E5%A1%BC&kind=jn&mode=0&base=1&row=2

私が最近、宝塚歌劇を観るようになったから余計にそう感じるのかもしれませんが、そういう印象を強く持ちました。

最初の「SOME BOYS! TOUCH」から「横浜蜃気楼」まではこれまでと同じくダンサブルに、さらにエモーショナルな表現も加わって熱く展開します。この辺りでは別に「ダンス席」でも設けておいた方がいいと思うぐらいのグルーヴだ。

続く「ステーション」からはまさにレビューといえる舞台が展開される。ゲストダンサーのダンスパフォーマンスと後藤真希のヴォーカルが絡み合って織りなす物語が観る者を惹きつける。

そして「スッピンと涙。

この曲を後藤真希が本当に大切にしていることが分かる。ここでは、最後のアカペラ部分も含めて後藤真希の「歌唱」の魅力を十分に堪能できる。

間のMCでは家族とプライベートで沖縄旅行に行った話をしてくれました。静かな夜の海を見ながら、それをスクリーンに様々な物語が展開する場面を想像することがあり、それをこれからの自分の表現に活かしたいと思った…というような内容でした。

中盤の「溢れちゃう...BE IN LOVE」では、さながら本当に宝塚の紗幕のような薄いカーテンが降りてきて、その向こう側での女性ダンサー二人との妖艶な姿が映し出されます。…そしてマジックパフォーマンス。姿を消した主人公が再び登場すると次は衣装を変えてのダンスショウ。

「ペイント イット ゴールド」では空中浮遊イリュージョンにも挑戦します。

そしてここまでも今回は様々な衣装チェンジがあり、チマチョゴリありセクシーなスパンコール衣装などが目を引きますが圧巻は「ALL OF US」

中央からせり上がって登場してきた姿は、これまでに無い豪華で煌びやかなドレス姿。しかもこの1曲でしか着用しないという贅沢な構成。中盤ラストを飾るにふさわしい内容でした。

そして後半は、「うわさのSEXY GUY」から「ガラスのパンプス」までヒートアップし続けて進みます。

アンコールでは、またボーナス的な意味合いなのか可愛い猫をアレンジした衣装とメガネ姿で登場します。最後までエンタテイメントを提供する意志が感じられます。


…というのが全体としての内容ですが、ここまで書いてきても、ほとんど今回のステージの魅力を伝えられているという自信がありません。私は普段は自惚れかもしれませんが、ある程度伝えられているだろうという自負を持ってレポを書いているのですが、今回はその根拠のない自信すらまったくない…

それは今回のライブがまさに後藤真希自身の”レビュー”そのものである」からだと思います。

後藤真希が持つあらゆる魅力の要素が次々と表現されるこのライブは、言葉で表現しがたく、まさに"Live"でしか本当に感じることのできない類のものとなっています。

そこにいるのはまさしく自分自身の魅力を様々な形で引き出し表現しようとする"Emotional Challenger"の姿です。

また一つ先へ進む彼女の姿、必見です。