至上のブログ ~瑠々に魅せられて~

主にJuice=Juiceの段原瑠々さんに関連する内容です。2014/1/5までは昔の「愛に観せられて」の内容をインポートしています。

虹の考察

昨日は、かなりハイな更新をしてしまったので、今日は改めて落ち着いてアルバムについて書きたいと思います。

今回のアルバムはタイトル通り収録曲に様々な『色』があります。元々、7枚目で「7色の虹」ということから思いつきで始めたんだろうけど、それによって今回はいい意味でアルバムの性格付けが出来ていると思います。
既発のシングルを除いたナンバーのうち、『色』を担当してるのが

の5曲ですが、全く性格の違うものになっています。そして間の3曲は『娘。内ユニット』という位置付けで展開されます。今の娘。はこれだけの『色』が出せるんだぞ、という自信のようなものが伝わってきます。それはかつて私が、恋レボの頃の娘。に感じた「入れ替わり立ち替わり魅力的なものが出てくる」という、まさに「びっくり箱」の魅力に近いものを感じます。そしてオープニングナンバーからエンディングナンバーまで、きっちりと統一感もありアルバムとしては上々だと思います。ただそれだけに既発のシングル曲の位置づけはちょっと難しかった感がありあり。どうしてもシングルは入れないといけないけど、アルバムの流れとしては特に必要ではないので。11.12.はボーナストラック的に捉えるのが正解でしょう。では曲ごとに思ったことを。


1曲目「HOW DO 〜」は、ちょっと聴くと、The Beatlesの「Helter Skelter」を連想させる。 娘。では珍しくHard Rock調でDrumsにファンキー末吉、Bassに江川ほーじん、これは「ラヴ&ピィ〜ス〜」の布陣。歌詞は置いといて、オープニングナンバーとしては申し分ない。できればコンサートではJohn Bonhamを降臨してやって貰いたい。

5曲目の「INDIGO〜」は、完全に3人に渡した感じ。「お前らこの曲でちょっとやってみろ!」って声が聞こえてきそう。今の娘。の中でボーカルというと、明らかに高橋愛藤本美貴が抜きんでていることは誰も異論が無いと思う。3番目は、田中れいなを挙げる人もいれば、新垣里沙を挙げる人もいるだろうし、小川麻琴を挙げる人もいるかもしれない。でも上の二人はおそらく不動であると思う。
だから愛美貴に歌わせれば、ある一定のレベルは保証されるわけだが、それだと面白くない。この曲には2トップ以外のメンバーからの挑発的な意図が感じられる。「娘。の歌は愛美貴だけじゃないわよ」って声が聞こえてきそう。そして、3人ともその辺りの気概をみせてくれた。ふん、なかなかやるじゃない。

6曲目の「レインボーピンク」は、イメージの強烈さが際だつが、曲としては60'sアメリカンポップって感じ。あと観衆の声としてツアースタッフが参加している。まあ普段俺らの姿を見てるわけだから、お手の物だろう。アイドルとはなんたるか、を 重ピンクこはっピンク から教えて頂こう。…サイリウム大人買いは「長谷川商店」へ http://www.21hasegawa.jp/

8曲目「無色透明なままで」 18歳以上メンバーによる落ち着いたナンバーとして提供されている。前作の「春の歌」の続編のような位置づけか。ここで注目するのはコーラス。もちろんそれぞれのソロパートの声の魅力もあるが、それが重なり合ったところの美しさをどこまで追求できるか… つまりこの曲はライブで歌われるのを聴くことで、さらにその真価が味わえると思う。楽しみだね、高橋愛の真価を味わえるのが。

9曲目「パープルウインド」 アレンジは平田祥一郎。この人のアレンジはBerryz工房の「なんちゅう恋を〜」もそうだったけど、Bassアレンジがいい。ダンサブルでBeatが効いている。そしてやはり娘。ボーカルのコンビネーションがこの曲の魅力だと思う。

10曲目「さよなら〜」 巷では「タイムボカン」っていう意見もあるが、私は、チャゲ&飛鳥の「万里の河」とか長渕剛の「巡恋歌」とかジャパニーズフォークを連想します。娘。も本当に年がら年中、いろんな所でライブやって、言ってみればドサ周りなわけですが、そういうのが同じドサ周りツアーやってた昔のフォーク連中とかぶるわけです。あとはペッピーノ一座とかねw そういったツアーの哀愁を表現できるアイドル集団なんて娘。だけだぜw まさにサーカスw

12曲目「女子かしまし物語3」 3までくるとマンネリ感も否めないわけだが、小春ちゃんも入ったことだしね。まあこんどの春コンで「レ」「イ」「ナ」って形のサイリウムがどんだけ出てくるか楽しみにしておくよw 渡辺美奈代も真っ青だぜw あとブルースハープのアレンジいいやね。

そんで、ラスト 
青空がいつまでも続くような未来であれ!

もう一度書いておこう。こういう歌を歌うことこそがモーニング娘。真骨頂であると。

『真骨頂』

そのものの本来の姿。真面目(しんめんもく)。

三省堂提供「大辞林 第二版」より
http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%BF%BF%B9%FC%C4%BA&kind=jn