モーニング娘。コンサートツアー 2005秋「バリバリ教室〜小春ちゃん いらっしゃい！〜」/ 大阪国際会議場メインホール
先週末の土曜、日曜の３公演に行ってきました。私にとっては、おそらくこれが今年最後の娘。コンサートになると思います。そんな気持ちもあって、今回はこれまで以上に何か心に期するものがあるような感じでした。
今回も自分なりに感じたことを、そのまま書いていきます。
『色っぽい じれったい』
もうこれまで何度も見ているのに、本当に素晴らしい… あの10人でのダンスパフォーマンス、哀愁を含んだ曲調、何度見ても惹きこまれます。
『…この愛を見届けて欲しい… 』
それを見届けながら、その素晴らしさに感動して少し涙した。
『ラストキッス』
高橋愛の表現が存分に見られる曲。この曲はタイトルや歌詞が示すように、恋人との別離をうたっています。おそらくは、まだこの曲が表すような経験は無い３人だと思いますが、その中でも高橋愛の表現や表情は見るべきものがあります。
特に今回はマイクを持っていない右手の表現が心に留まりました。…高橋愛はこの曲では矢口真里のパートを歌っていますが、
『 最後の台詞 口にしたすぐ後 なのにくちづけ 』
の所の、さりげない右手の動作が普段はあまり感じられない"Sexy"を感じさせてくれました。それと、この曲での一番の表現はやはり、
『 あなたの全て 思い出消したのよ なのにどうして… 』
の部分の表情… 愛した人を忘れる為に全ての思い出を消したはずなのに、何故？… その“こころ”を歌と共に表現しています。普段の彼女の姿・振る舞いからは想像できないこの時の表現を見るたびに、私は高橋愛という人の舞台における魔性を感じます。…高橋愛が最も高橋愛である場所…それがステージであると最認識させられます。
『小春 十番目の星』
今回のツアーはサブタイトルにもあるように、新メンバーの久住小春をフィーチャーしている部分があります。彼女にとっても初めての本格的な娘。ツアーということで、いろいろ大変な部分が多くあると思いますが、今回それが目に見える形となって現れました。
アンコール後、体調を崩して『ふるさと』の間は出てきませんでした。
この大阪公演は会場の都合からか、昼と夜のインターバルが短く、しかも３公演連続だったということで、彼女の体力では限界に近いところがあったのかもしれません。
いつもニコニコしていて新メンバーにありがちな悲壮感とかそんなものとは離れたキャラクターの彼女ですが、実際に娘。に入って笑ってばかりのはずがない… それはこれまでのメンバーを見てきて分かること。そんな中でもこれまでそんな素振りを感じさせずについてきた彼女はやはりミラクルでしょう。
『ふるさと』が終わってラストのMC直前で戻ってきました。…いつものようにあのミラクルな笑顔を携えて… その時の彼女に対する声援は、またこのツアーでの忘れられない思い出となりました。そう、彼女もモーニング娘。、十番目の星なのだから…
…ここで一つ、ある曲を紹介したいと思います。おそらく私と同じ世代の人でないと分からないと思いますが…
『ぼくらは七つの星なのさ 夜空にかがやく星じゃなく
てんとう虫の羽の上 仲良くならぶ星なのさ
そうさ 太陽の光にはばたいて
ぼくらはきょうだい 希望にもえるてんとう虫 』
/『ぼくらきょうだいてんとう虫』
作詞:若林一郎(原作詩；川崎のぼる)
作曲:菊池俊輔
編曲:菊池俊輔
これは私が子供の頃にやっていた『てんとう虫の歌*1』というアニメーションの主題歌です。飛行機事故で両親を亡くした７人兄弟が力を合わせて生きていくという物語です。
私は今の10人のモーニング娘。を見ていて、最近このアニメとこの歌を思い出しました。いろんな個性のある子達が泣いたり笑ったり、でもみんなで力を合わせて一緒に生きている… そう、今の娘。は家族です、姉妹です。本当に"My family"… そんな気持ちを一番強く感じます… 単なるファンの一人だけど、この素晴らしい姉妹達を本当に家族のように、これからも愛していきたい… そう思います。
「ぼくらはきょうだい 希望にもえるモーニング娘。」
