娘。新曲について - 至上のブログ　～瑠々に魅せられて～

先週、今週と娘。新曲「色っぽいじれったい」をコンサートで見て、また今日オンエアされたハロモニでの映像も見ました。それで思ったことなどを書いていきたいと思います。

まずコンサートでの印象ですが、やはりダンスの構成がかっこいい。…詳しい説明はまたメンバーの口から語られると思うんですが、全体を通してストーリー仕立てになってると思います。その物語のシーンが変わっていく様が見ていて壮観です。ダンス技術的にはそれほど高度ではないかもしれません。（先週は初見のインパクトが強すぎたためああいう書き方になりました）…でも、全体でフォーメーションを合わせる面としては非常に高度なものを要求されると思います。

あれだけ動きが変貌しつづけるので、全体としての息が合ってないと訳が分からなくなってしまうし、あれが出来るところがやはりモーニング娘。の真骨頂だと思います。

次に歌に関してですが、メインパートの３人以外では亀井ちゃんのボーカルが力強くなったなと感じました。これまでの亀井ちゃんの歌からはそれほど力強さというものは感じなかったのですが、この新曲のフレーズではしっかりと声が伸びたところを聴けます。全体としてきっちりまとまっている印象を受けました。新メンバーの小春ちゃんも先週の大阪公演ではさすがに粗が目立ってましたが、今回の名古屋ではどうしてなかなかこなしてました。

で、今日はこの新曲について語られている方の内容で心に残るものがあったので、ご紹介しつつまた書いていきたいと思います。

M-FILES / ムササビさん
 キリキリマイ！@あやみき.net / たぁこ。さん
こちらです。
お二人様ともミキティの新曲での処遇について言及されています。…私は今回の新曲については、コンサートで見たのが最初だったので事前知識がある分、それほどでも無かったのですが、やはりあのハロモニのオンエアが初めてならば、こういう感想になってしまうんだなあと、改めて現場とオンエアの違いを感じました。

あのオンエアだと確かに「ミキティの活躍する場面が少ない」というお二人様の指摘は正鵠を得ていると思います。これもずっと思っていることですが、フルコーラスでオンエアしない事が元凶だと思います。他局の歌番組ならいざ知らず、何故レギュラー番組でフルオンエアしないのか…理解に苦しみます。

楽曲というのは頭から終わりまで全て演じて初めて一つの作品として成立するのじゃないかと思うのですが、その辺のところが当のプロデューサーはどう考えてらっしゃるのか…　自分が作ったものなのに…　昔、映画監督の黒澤明が配給会社よりカットの要望に対して「そんなに切りたければフィルムを縦に切れ！」と言った話は有名ですが、歌をカットするというのもフィルムを縦に切るのと同じことではないのか…

話がそれましたが、言いたいことは今回の新曲で藤本美貴は決して軽んじられているわけではありません。…これからコンサートで見られるかと思うので詳しいことはここでは書きませんが、今の娘。メンバーでは藤本美貴無くしての曲の展開はありえない…　そう思います。

ただこれからのTVオンエアの事を思うと、たぁこ。さんの

数少ないTV露出で、いかにインパクトをつけるかですよね。
果たして、この子達、どれぐらいPR出来るんだろう…

というご指摘どおりの不安を感じざるをえません。以前ここで私も書きましたが、握手会とかそういった事だけが話題性になって楽曲全体を正しく見ることができない状況ならば…　とにかく表現するだけの時間ぐらいは与えて欲しい…　そこからどれだけのものを見せるかは本人達次第だけど、それすら与えられなければどうしようもない…

美貴ちゃんが、小春が来て「美貴のパート脅かされるかも」
「負けない」って思って、頑張ってくれる事を望んでる。

こちらのご意見についてはこの大阪、名古屋と公演を見てきた私の感想だと、小春ちゃんにはちょっときつい言い方になってしまいますが「お呼びじゃない」って感じです。いくらミラクルと言っても、ついこの前まで素人。さすがに比べる対象ではないです。だから新人が入ってきてそこまで気負う必要は無いと思うけど、プロとしてやはり常に向上心・ライバル意識というのは全メンバーに持っていて欲しいなと思います。

そしてムササビさんの

１年以上封印してた言葉を解禁する・・・・・・・ソロ戻せや！

…こちらも、あの存在を1/10の世界に閉じこめておくというのは、例えばソロの頃からのファンの方からしてみれば本当に歯痒い気持ちであると思うんですけど、高橋愛を一に思う私にとっては、エゴを承知で書かせていただくなら、「モーニング娘。の藤本美貴でいて欲しい」…そう思っています。

新曲での二人のダンスコンビネーション…　ヤンタンでの二人の話…　その他モーニング娘。の藤本美貴と高橋愛からもらうものは私にとって非常にかけがえのないものとなっています。藤本美貴のいない歌は考えられないし、高橋愛自身も藤本美貴から得るものは数え切れないほどあると思います。そしてこれからもそれは続いていくと思います。

以前の日記でも書きましたが、私は本当に今のこの展開を待ってた。高橋愛や藤本美貴やその他のメンバーが自分達の力を思う存分発揮して目の前で素晴らしいパフォーマンスを繰り広げてくれることを…　このままいけばおそらく次の秋コンは「卒業予定者のいないツアー」になると思います。そこでの現娘。メンバーがどんなものを見せてくれるのか…　今から楽しみで仕方ありません。

ぜひとも、コンサートでの高橋愛の、藤本美貴の、そしてモーニング娘。の姿を一人でも多くの人に見て欲しいと思う…　そしてこれからの放送は、見る人にコンサートに行きたいと思わせるようなオンエアであって欲しいと思う。

コンサートでの藤本美貴の素晴らしいボーカルを聴いた私が、ハロモニのオンエアがああいった形になってそれを嘆かれるファンの方の意見を読むのは、あまりにも淋しかったので書かせていただきました。失礼しました。…新曲での藤本美貴…素晴らしいです。間違いありません。

美勇伝の公録については、また明日書きたいと思います。