至上のブログ ~瑠々に魅せられて~

主にJuice=Juiceの段原瑠々さんに関連する内容です。2014/1/5までは昔の「愛に観せられて」の内容をインポートしています。

エースとは?

ラッキー7オーディションは該当者無しという結果に終わりましたが、それに対してのつんく♂氏のコメントがでています。

「エース」を探したいし、絶対にいると思っているので、近いうちにモーニング娘。のオーディションをやりたいと思います。 (一部抜粋)

http://www.helloproject.com/news/0110.html

このコメントからもかなり「エース」というものに対するこだわりが感じられます。…エース… 普通に想像するとスポーツの世界において、ここ一番に絶対的な実力を発揮してくれる者というのが頭に浮かぶんですが、では「モーニング娘。のエース」というのはどんな定義になるのでしょうか…

今回のオーディションではそれを満たす者がいなかったから該当者無しという結果になったと思いますが、つんく♂氏の思い描くエースとは何なのか?… 当然モーニング娘。に入るわけですから、歌やダンスの素養はある程度無ければいけないと思いますが、いわゆる「素人」の中から探すので、それがずば抜けて優れているという人はなかなか居ないし、またそれを求めているという訳でも無いように思います。

やはりその人が生まれながらに持つ「カリスマ」というものを持った人を探しているのだろうか… 芸能界は「魅力」を売る世界だとも思うので、ただいるだけで人を惹きつける才能を持った人間というのは、エースたり得るものだとは思いますが…

いずれにしろ現状のメンバーの中には「エースはいない」というのが前提となっています。そしてそれが必要であるという判断だと思います。…そうなのだろうか?…では、もし仮に松浦亜弥のような人が新しく入ったとしたら… 確かにそれは大きな戦力となっていろんな面に貢献するだろうと想像できますが、個人的にはその戦略には魅力を感じません。

私個人としてはモーニング娘。の魅力とはこれまでも幾度か書いてきましたが「個の魅力の集合体」だと思っています。一人一人の力は限られているけれど、それが合わさったときに、それ以上の魅力を発揮するものだと… だから敢えて「エース不在」の状態で勝負して欲しい。地方の無名チームが中央の有名選手がいるチームを打ち負かすシーンに感動を覚えるように、今のモーニング娘。がまた力を合わせて輝きを放つ所にたまらなく魅力を感じます。

一人の「エース」の力ではなく、「チーム」としてモーニング娘。が芸能界での真のエースとなることに期待します。弱いものが強いもの・巨大なものに立ち向かってそれを打ち負かす…それこそが「ロック "Rock"」なんじゃないかなあ…