至上のブログ ~瑠々に魅せられて~

主にJuice=Juiceの段原瑠々さんに関連する内容です。2014/1/5までは昔の「愛に観せられて」の内容をインポートしています。

ベストショットVol_4 DVD

ベストショットシリーズも数えるところ第四弾ということで、つんく♂氏いわく「起承転結」でこれで一応一区切りとか。ただ今後もまだベストショットとしては続くようですが…(ラストが to be continuedとなっている)

今回の内容で注目すべき点は、やはり2つのソロ。田中れいなが歌う「Memory 青春の光」と新垣里沙が歌う「ふるさと」でしょう。その2つについては後ほど書くとしてまずは冒頭の高橋愛紺野あさ美吉澤ひとみで歌う「Do it! Now」から。

Do it! Now / 高橋愛紺野あさ美吉澤ひとみ

最初見るまではそれほど関心は高くありませんでした。元々この歌に関しては愛たんのパートもありますし、敢えてこの3人で歌っても新鮮味が無いかなと思っていました。ところが蓋を開けてみるとなかなか、見せてくれるし聴かせてくれます。…特につんく♂氏はコメントとして「キーとなる響き」という言葉を使って高橋愛のボーカルを表現してます。

…そう、それ。まさにその「響き」が私が高橋愛の歌に一番魅せられる部分です。「心に響く」という表現がありますが、歌というものはただ上手く歌うだけではなくて、プロとしては人の心に訴えかけるものを表現できなければダメだと思っています。そういう意味で高橋愛のボーカルには心に突き刺さってくるような何かを感じる部分が私にとってあります。
また単純に「声の響き」という面でも高橋愛のボーカルは、非常に上手く声の響かせ方を行っていると思います。いろんな歌のパートで本当に心地よく私の耳に響きます。ハロプロではもう一人、藤本美貴のボーカルもまた高橋愛とは違った表現で上手く響かせてくれますが、いずれにしろ、ただ歌うのではなくて心にも耳にも響かせる事のできるやり方、所謂「歌心」というものを知っているのだと思います。

そんなわけで今回つんく♂氏が「響き」という言葉を使ってくれたのは非常に嬉しく思いました。つんく♂氏にとってはこの3人が「声のベストショット」らしいですが、私の歌声のベストショットはハロプロなら「高橋愛藤本美貴田中れいな」ですね。

Memory 青春の光 / 田中れいな

これは面白い試みですね。娘。の歌の中でもかなりアダルトな表現力が無いと難しそうなこの曲を一番最年少のメンバーに歌わせるところに、つんく♂氏の期待というものが感じられます。さて、その感想なんですが… さすがに15歳ですから、この曲が持つ本来の意味する所までは表現しきれていないのかも知れませんが、常々この子の歌で感心する所は、もうこの歳で自分なりの表現方法というもの、言ってみれば「れいな節」というものをしっかり持っているというところ。今回も15歳なら15歳なりにその中で自分のやり方でこの歌を最後まで表現しています。その声はまだまだ子供の声ですが、これがあと2〜3年経って大人の声になったらどうかなという期待感は十分持たせてくれます。

この秋のツアーで高橋愛はこの歌を素晴らしく響かせてくれましたが、田中れいなもそうなる日が来るのもそう遠いことではないように思います。

ふるさと / 新垣里沙

始めに、私はこと歌に関しては新垣さんの歌は好きではありませんでした。それは前述の「響き」という点で、私にとってはこれまで全然響いてこなかったからです。特に一番顕著だったのが今回のDVDにも入ってるDo it! Nowでのボーカルです。元々オリジナルでは一番と二番で高橋愛新垣里沙は同じメロディ部分を担当してるわけですが、いつも二番の「若かったあの日と〜」のフレーズを聴く度に違和感を覚えていました。例えばさくら組の「さくら満開」のボーカルでも。

新垣さんは歌は上手いです。特にライブでの安定度ではNo.1でしょう。しかし「響き」という点では私にとっては皆無でした。

ところが、ここ最近それがだんだんと変わりつつあります。例えば娘。の新アルバムでの新垣里沙のボーカルはこれまでは聴かれなかったような一面が見られます。これはやはり成長というものでしょうか… 元々5期でも最年少で加入して、人気面や活動面でも同期の他のメンバーに比べて若干遅れをとっていた彼女ですが、「モーニング娘。が好き」という気持ちだけは誰にも負けないという信念と人前で涙を見せないという前向きな考え方で地道に努力し続けた結果が、今ここに来て出てきているような気がします。

そして今回のふるさとですが…  正直驚きでした。冒頭から最後まで一貫した表現で歌い流しています(敢えてこの表現で)。その抑え気味のボーカルの中に、新垣里沙のふるさとをサラリと美しく表現してくれています。…うーん初めて新垣里沙の歌に響かされましたね。前の愛たんのが「動の高橋愛なら、こちらは「静の新垣里沙とでも言うべきか…とにかく見事でした。

あとこの歌に関しては彼女の安倍なつみに対する想いというものも少し入ってるような気がしますね、やはり。おそらく彼女の中で娘。に入る前から何度と無く繰り返されたこの曲を歌うのは、彼女にとっては普通にできたことなのかもしれません。メロディ・Keyも彼女に合ってると思います。そういうところでは同じハロプロの歌でもメンバーによって向き不向きがあるなあと思いました。例えば高橋愛で言えば正直ミスムンの男役のボーカルは全然ダメですしね(笑)*1

今後も娘。の中では歌に関しては高橋愛藤本美貴が中心になっていくと思いますが、新垣里沙田中れいなも曲によってはこれから前面にくるべきメンバーになると思います。
あと矢口真里の美しいコーラスも聴きたいですね。

以上、ベストショットの感想ってところです。…マコとか忘れてるわけじゃありませんが、マコは歌より先にすることがあると思いますので(笑)

*1:秋コンで降ろされたのは納得いくところ