寂しさに…

寂しさに　宿を立ち出でて　ながむれば
　　　　　　いづこも同じ　秋のゆふぐれ

　　　　　　　　　　　　　　　　 / 良暹法師

さて、めっきり秋らしくなってきた今日このごろ。本日のオープニングはそれにふさわしい歌などを選択してみました。

歌といえば、新曲が公になってからいろいろな所でいろんな意見・感想が出てきてますが皆さんはいかがでしょうか？　…例えばこちら、

そういう危機感が今のモーニング娘。を覆っている中で新しい才能の台頭は心強い。
/愛WiKi　（高橋愛推し観察日記）　d:id:hatchman:20041003

今回の件を「新しい才能」と捉えてらっしゃいますが、果たしてそうだろうか…？正直このご意見にはうなずけません。と、いうのは某音源で新曲そのものを既に聞いてしまったから言えることですが、それには「新しさ」も「才能」も感じられません。

これまでも娘。はいろんなシングルを出してきました。例えば「AS FOR ONE DAY」が出たときも当時は「センターから降ろされた」だのはやされたものです。でもその時はどうとも思わなかった。それは楽曲自体いいものだったし、高橋愛はワンフレーズでも歌い、曲に参加していたから。センター不在の「Go Girl〜恋のヴィクトリー〜」や「愛あらば IT’S ALL RIGHT」なども最近の娘。を代表する素晴らしい曲だと思います。

しかし今回の曲については、もちろん「高橋愛が下げられた」ということも淋しいですが、それ以上に「後ろの８人が歌っていない」という方に驚きと哀しみを感じます。これについては実はまだ信じていなくて、少なくともコーラスには参加しているだろうと思っています。（コンサートであればインカム付きで参加していると）

モーニング娘。の魅力とはなんだろうか？…これは常々私の勝手な持論で、これまでも何度も書いてきていますが「個の魅力の集合体」が娘。の魅力だと思っています。一人一人の魅力は限られているが、それが一つに合わさったとき１０倍も１００倍もの魅力を発揮する…それが娘。の魅力ではなかったかと…

それがもし、Vocalが前の４人だけで後ろの８人が完全な「バックダンサー」だとしたら、それはもう自分の中では「モーニング娘。」ではありません。前の４人だけで後ろの８人を凌駕するほどの魅力を発揮できるとも思えないですし。そんなことは無いと信じていますが…

…正直なところ少しのコンサレポとネットで出回る違法な音源を聞いただけで、新曲を評価することはできないし、書くこと自体愚かなことだとは思いますが、やはり書いてしまうのは私が・・・だからでしょう…

こないだのMBSの番組でも「娘。に入って一番良かったことは何ですか？」の問いに「いろんな歌を歌えること」と答えていました。こんど大阪で行われるコンサートで新曲が披露されるなか、もしただ踊るだけの高橋愛がそこに居たとしたら寂しいかぎりです。高橋愛だけじゃなく他の７人についても同じですが。

そんなわけで自分的には新曲には、愚かなヲタの腐った先入観を吹き飛ばすぐらいのものを期待します。

p.s.勝手に音源落として勝手に聞いて勝手に凹んでる様は自分でも本当に愚かだとはまあ思う