至上のブログ ~瑠々に魅せられて~

主にJuice=Juiceの段原瑠々さんに関連する内容です。2014/1/5までは昔の「愛に観せられて」の内容をインポートしています。

俺がラノベなんか読むわけがない

まさかというか、やはりというか、ここ数日は落ち込むというか凹むというか気が重いというか・・・ そんな気持ちで過ごしておりました。なんだかんだ言っても横アリに行けなかったことが地味に響いているようです。YouTubeとかには、たくさん当日の映像がアップされているようですが(生放送があったから)いまだに一つも観ておりません。新聞記事とかニュースもほとんど目を通さず。そういうの見るとまた凹むからねえ・・・ (実際、Webのニュースはどうしても目にはいるので凹む原因となっていた)

そんな私のマイナーな心境を晴らしてくれる存在が最近一つだけありました。

それがこの俺の妹がこんなに可愛いわけがないです。
これは一般に「ライトノベル」と言われるジャンルの小説です。…正直なところこれまでライトノベル・・・ ラノベは一切読んだことがありませんでした。昔、大学に通っていた頃、寮の同室の同期の奴がラノベファンでよく読んでいたのですが、その時にちょっと見せてもらったものも何が面白いのか当時は全然分かりませんでした。(その友人はよく「富士見ファンタジア文庫」の作品を読んでいた)

私が小説を読んでいたのは高校ぐらいまでで、その時でも沢木耕太郎とか逢坂剛とか、そんな人の作品を読んでいたような気がします。漫画は今でも毎日のように読んでいるですけどね。
ところが、そんな私がなぜ今になってラノベなんかを・・・ というところですが、これがまたニコニコ動画の影響を受けてということです。

現在、ニコニコ動画では放映中のアニメを一週間だけ無料で配信するというサービスを行っています。最近のアニメは深夜放送が一般的となりTV-CMより、そこから派生するグッズやDVD、Blu-ray等の関連商品の売上を見込まないと経費がPayできない状況だと聞いています。いまや有料会員100万人を超えた動画サイトで無料配信することは、それらの売上につながる手段として有効なのでしょう。

実際に私はほとんどアニメを見なくなっていましたがニコニコ動画で話題になった「けいおん!」や「とある科学の超電磁砲」などは、そこから興味を持って観るようになりました。(実際に「…超電磁砲」なんかはBlu-rayも全巻買ったしねえ・・・) まんまと策略にハマっているといえばそれまでですが、やはりそこにはハマるだけの理由がある。

この「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」=「俺妹」も、はっきり言ってしまえばヲタクをターゲットにした作品です。中には本当にヲタクでないと分からない単語や元ネタがたくさん出てきます。(それがほとんど分かるようになってしまった自分にも苦笑するがw)ましてニコニコ動画では、この作品のアニメ化に際してEDテーマを一般から公募するというコラボを行い、それが功を奏してニコニコ動画上の人気にも拍車をかける一端になっています。そのような策略にハマって毎週配信を観るようになり、ついにはこれまで手にしたこともなかった原作のラノベにまで手を出してしまったということですが・・・

いや実際にいい作品です。確かに"ライト"ノベルというだけあってサクサク読み進めてもいけるし、ある種のパターン化された内容の薄さを感じるところもあるのですが、コメディタッチの内容の中のところどころにちりばめられた"絆"の糸に、心動かされます。兄・京介と妹・桐乃との絆、あるいは他の登場人物との絆・・・ 主人公は高校生ですが、ちょうどその世代の微妙な心と心の絆の描写が、読む者の共感または郷愁を掻き立てて離さないように思います。私は三人姉弟の末っ子なので実際に年下の家族はいないのですが、昔からあった年下の家族に対する憧れとかそんなものも呼び起こしてくれているような気がします。

また最近は東京都において「青少年健全育成条例」の改正案が可決されましたが、この作品も「未成年がエロゲーをやる」というような内容が出てきますのでw そういった意味では不健全なのかもしれませんw
しかし今まで「俺がラノベなんか読むわけがない」と思っていた私が実際に読んで感動するぐらいだから、規制する側からみたら不健全とされるその他多くの作品の中にもそのような魅力を蓄えたものがあるんじゃないでしょうか。

何事も「知る」ということが大切かと思います。


・・・はぁ〜、というわけで黒猫ちゃんには絶対に幸せになってほしいと思います!!←

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