至上のブログ ~瑠々に魅せられて~

主にJuice=Juiceの段原瑠々さんに関連する内容です。2014/1/5までは昔の「愛に観せられて」の内容をインポートしています。

がむしゃら、みっちゃん

宝塚歌劇 宙組の北翔海莉さんといえば高橋愛ファンならそれとなく知っている方だと思いますが、以下のような記事が出ていました。

魅せマスがむしゃらヤス/北翔海莉


宙組の3番手スター北翔海莉が、全国ツアー中の「銀ちゃんの恋」(26日まで)で大部屋俳優・ヤスを好演している。同作は7月10日に亡くなったつかこうへい氏の代表作「蒲田行進曲」のタカラヅカ版。歌劇団での再演は3度目となるが、今回もそれぞれのキャラが際だち、客席は爆笑の連続。クライマックスでは涙も誘い、タカラヅカらしくない作品が「裏・タカラヅカ」の代表作になったかのような安定感だ。そんな中、北翔も芝居巧者らしくパンチの効いたヤス像を完成。「責任を持って、きっちりヤスを演じることがつか先生への一番の追悼」と自分に言い聞かせての熱演が続く。


http://bit.ly/cfJjRI

この記事は宝塚歌劇ファンじゃない人にも是非読んでもらいたい。宙組のみっちゃん(北翔海莉さん)といえば、今では「歌って良し、踊って良し、演じて良し」のまさに三拍子揃った人ですが、そんな実力ある人がそうなるまでの道のりが短い記事の中に書かれています。

ヤスと銀ちゃんの人間関係も、北翔にとっては十分すぎるほど理解できた。「ヤスの“銀ちゃんのためなら”っていう気持ちは、タカラヅカにも共通することだと思いますよ。毎回、新しいトップさんが誕生したら、そのトップさんのために、私たちは命がけで舞台を務めるんです。だから、役作りで何かを参考にするというよりは、自分の体験を表現してるって感覚」とさらりと言ってのけた。

この実力者をしてこの舞台に懸ける心意気は敬意を抱かざるをえない。そこには毎回の舞台に対する真摯な姿勢を思い浮かばせる。

毎回“これが最後だ”という覚悟で舞台に挑むという北翔。それは音楽学校時代、最下位で入学したことがベースにあるという。「当時は授業についていけなくて、泣きながらバレエもやってましたし人の3倍おけいこしないと置いて行かれた。それが劇団に入ってからもずっとあるんです。だからいつもがむしゃら」。

これは知らなかったなあ… あの、みっちゃんがまさかの最下位入学とは… いったいどんな努力を積んだのだろうか… 信じられん。まさに血の滲むような努力だったのではなかろうか?

こういうの聞くとやっぱりダブるんだよねえ… 高橋愛さんと。 彼女も「歌が上手い」と言われてモーニング娘。に入ってきたけど、最初は泣いてばかりだったよ。先輩達についていけなくて。でもそれを乗り越えるには本人の努力しかない。そうやって皆、努力を重ねて今の自分があるのだと思う。

前にも書いたけど、みっちゃんは舞台最後のパレードで必ず観客に対して「ありがとうございました」と口元で言う。それには、毎回その舞台に懸ける思いとその舞台を観に来る観客に対する気持ちが表れたものなのだと思う。いや本当に尊敬する。


こういう方に"ファン"になってもらった高橋愛さんは幸せ者だと思うよ本当に。これからもその絆を大切にして欲しいと思う。