星組公演ミュージカル・プレイ『激情』−ホセとカルメン−/グラン･ファンタジー『BOLERO』−ある愛−/梅田芸術劇場メインホール

宙組公演もムラで始まってますが、まずは星組公演。今回の『激情』はサブタイトルにもありますようにカルメンの物語ですね。カルメンといえばオペラが有名ですが、こちらは以前に宙組で上演されたものの再演となります。宙組公演の方はスカステで放送されたものをチラッと見たことがあるのですが、当時の娘役トップだった花總まりさんの宝塚らしからぬ演技が非常に印象に残っています。
脚本は柴田侑宏先生。柴田先生といえばもうお決まりの「悲劇」ですね。まあカルメンの物語といえば有名だから知ってる人は知ってると思いますが。そして演出・振付が謝珠栄先生。こちらも定評のある方ですね。ではキャストごとの感想を。

• ドン・ホセ/柚希礼音

礼音ちゃんはいいよね〜。もう歌って良し、踊って良しだから見ていて安心していられる。今回も真面目な伍長だったホセがカルメンの艶美な魅力に溺れていく様を格好良く演じていました。

• カルメン/夢咲ねね

いや〜こんなねねちゃんは初めて観ましたｗ　いつも可愛い印象だったけど、さすがトップともなるとこういった演技もこなすんだ〜と感心しました。胸の谷間もセクシーに自由な精神に生きるカルメンを魅力的に演じています。今回一番の熱演でした。

• メリメ/ガルシア（二役）/涼紫央

すずみんは今回は狂言回し的な役だから最初は大人しいんだけど、いきなりヤクザの親分になるからびっくりしたｗ　そのギャップもまたよし

• エスカミリオ/夢乃聖夏

ともみんがエスカミリオ。スカした野郎。似合ってると思いますｗ

ショー『BOLERO』は、やっぱりあのボレロを全体で踊るシーンが圧巻だなあ…　今回の公演を通じて改めて思ったのが柚希礼音というトップスターの実力。最初にも書きましたが、歌・ダンスともに秀でていて華もあるから非常にダイナミックな魅力を感じます。またその相手役のねねちゃんも色気もあって良かったしね。もっともっと大きな作品に今後も挑戦してもらいたいですね。

宝塚 GRAPH (グラフ) 2010年 06月号 [雑誌]

今日買った雑誌。テルくんとみなこちゃんが表紙。雪組時代を思い出しますわね。