星組公演 バウミュージカル『リラの壁の囚人たち』/ 宝塚バウホール
昨日は星組公演と月組の阪急交通社貸切公演を観てきました。月組公演についてはこれまで何度か書いていますので、今日は星組公演について書きます。
さてこの『リラの壁の囚人たち』ですが、かつて上演されたものの再演となり前回は22年前に涼風真世さんを中心とした月組で行われたものです。今回は星組でテルくんが主演ですね〜。
話の舞台は第二次世界大戦中でドイツ占領下のフランス・パリで、そこでレジスタンスとともに活動していた英国情報員エドと彼を匿うフランス人の看護婦ポーラの悲恋物となっております。…時代としては前に観た宙組の『Je Chante(ジュ シャント)』と同じ頃になりますね。同じシャンソンも今回使われてたんじゃないかな?
で、実際の話の中身なんですが、かなりな愛憎劇となっております(^^; 三角関係ありーの勝手に惚れてああだこうだと戦争はちょっとおいといてベタベタな男と女の話が絡み合いますw で、最後は悲劇的展開と… まあかなり悲惨な内容なんですが、今回はそれを演じる星組生徒の熱演が光ります。…それもあってちょっと主演のテルくんの影が薄かったかな?w
ではキャストごとの感想を
テルくんはやっぱり背も高いしイケメンだから舞台映えしますね。歌も昔と比べたらすっごい良くなりましたよw ただ今回は役柄が大人しいものだったんで周りの熱演に比べて割りを食ったような感じでした(^^;
- ポーラ・モラン/白華れみ
れみちゃん星組移籍後でヒロイン。今回のような薄幸なヒロインは、まあまあれみちゃんには合ってると思います。でもこちらも大人しい役柄だから今ひとつヒロインっぽさが薄かったのが残念です(^^;
- ジョルジュ・ルビック/紅ゆずる
上記の主演コンビに対して、今回一番の熱演だったのがこちらの方ですw いや〜ベニーさんいいよ〜(^^) 戦争で足を負傷して車椅子生活になり性格が歪んでしまったポーラの婚約者ジョルジュですが、まるで昔の大映ドラマのノリで嫌らしく演じてくれますw 本当に「赤いシリーズ」とか思い出すよw 車椅子の扱いも良かったです。
- ジャン・ルナール/壱城あずさ
しーらんもベニーさんと同じで嫌らしい系の男の役w こっちもなかなかハマってましたよ、しかもイケメンw ちょっと役柄的には恵まれてなかったけど良かったです。
- マリー・フルージュ/音波みのり
なかなか可愛らしくて良かったです。2005年初舞台ってことは、すみ花ちゃんと同期ですね。これからもちょっと期待です。
あとはポーラのお父さんのモランを演じた美城れんさんが渋い演技で良かったです。みやるりちゃんのナチスは、場面的にも見せ場が少なかったんで残念でした。レジスタンス役の天寿光希くんもなかなかのイケメンで良かったです。
と、いうわけでバウはこんな感じでしたけど、全ツの『激情』の方はどうなのかな〜? なんか、ねねちゃんがかなり…といった噂を聞いておりますがw 今から楽しみですw
…それにしても22年前の公演を実際に観た方がまた観劇に来られてたのは凄いね(^^; 一生ヅカファン。 あ、今日は℃-uteのコンサートに行ってきます。