至上のブログ ~瑠々に魅せられて~

主にJuice=Juiceの段原瑠々さんに関連する内容です。2014/1/5までは昔の「愛に観せられて」の内容をインポートしています。

宙組公演バウ・ミュージカル『Je Chante(ジュ シャント)』−終わりなき喝采− / 宝塚バウホール

今日は暖かかったですね〜。「花のみち」の桜も咲くんじゃないかと思うぐらいの陽気でした。(まだ咲いてませんでしたがw)
さて、今日は宙組バウホール公演を観に行ってきました。主演は凪七瑠海さん、カチャさんですよ。正直、月組の『エリザベート』でシシィをやるまでは、ほとんど存じ上げませんでした(^^; 今回がバウ公演初主演となります。そして作・演出も、このバウホール公演がデビューとなる原田諒先生。

なかなか春らしくフレッシュな組み合わせですが、作品内容も非常に若さ溢れるものでした。実在のシャンソン歌手であるシャルル・トレネを主人公にした物語で、彼が実際に作ったシャンソン『ブン (Boum)』『私は歌う (Je chante)』などを交えながら、彼が青春時代を過ごしたナチスの影が色濃くなる1930年代のフランス・パリを舞台にしたフィクションとなっています。

全体の印象として「若さ」というものを強く感じました。ストーリーは凪七瑠海演じるシャルルと花影アリス演じるジジとの切ない恋物語ですが、それが凪七瑠海自身が持つフレッシュさに非常にマッチしていて悲しいけれども爽やかな余韻を残すものとなっています。またその周りを支える他の演者も芝居巧者が多く、舞台全体の質を高めています。第二次世界大戦の暗い影が忍び寄る当時のパリにあっても、歌を歌い力強く生きていこうとする若者の青春像がよく描かれていたと思います。

ではキャストごとの感想を

カチャさんの男役をじっくり観るのは、これが初めてかなあ。いやいやさすが抜擢されるだけあって、なかなか颯爽とした若さ溢れる風貌は良かったです。こうなんか劇団の大切に育てていこうという意志を強く感じますw 大きな男役さんになって欲しいですね。

  • ジジ/花影アリス

あいかわらずお人形さんのような可愛らしさで、思わず抱きしめたくなるような姿でした(*^^*) 舞台後半で成長した姿も気品があって良かったです。ターンしてひらめくスカートにちょっとドキドキw

  • ジョニー・エス/鳳樹いち

今回ほぼ二番手の位置でした。90期ですか。いや上手かったですよ。こちらもこれから期待大の方ですね

  • ミスタンゲット/美穂圭子

もう美穂姉様はいうことないね。今回はプライドが高くて扱いづらいベテラン女優だけど実は優しく情け深いという役を、当たり前のようにきっちりこなしてるもんなあ… 歌も今回は少しだけだったけど相変わらず素晴らしいし… 現在、多くの専科の方が定年で退団されていく中で、美穂姉様は本当に貴重な存在だ。

みーちゃんなかなか出てこないなと思ったらナチスの役だったのねw いや〜、みーちゃんもずっと可愛い系だと思ってたら、いつの間にかいい男役さんになってきたねえ… 歌もこんなに上手かったっけ? いや今回凄く良かったです。


以上が特に印象に残った方々です。もちろん組長さんもソルーナさんもれーれも良かったです。これでDC組とあわせて両方観たわけですが、どちらもそれぞれ良さを発揮していていい感じなんじゃないでしょうか。これは次の『TRAFALGAR』も楽しみだね。


そうそう、今回二幕ラストで客席降りがありましたが、3列通路席だったんで1m手前にカチャさんが…w 近くで見るとやっぱりカワイイやねw