至上のブログ ~瑠々に魅せられて~

主にJuice=Juiceの段原瑠々さんに関連する内容です。2014/1/5までは昔の「愛に観せられて」の内容をインポートしています。

リアルアイドルファンによるアイドルマスター考察

さて、ではまずこのアイドルマスターというゲームの概要ですが、これはバンダイナムコゲームスから提供されているシミュレーションゲームです。wikipedia:アイドルマスター

名前の通り登場するアイドル達をプロデュサーとして育成していくという「育成シミュレーションゲーム」になるわけですが、ちょうどグッドタイミングというかニコニコ動画にて公式チャンネルが本日オープンしましたので、アカウントを持ってらっしゃる方は次の動画へアクセスしていただきますと、どんなキャラクターが出てくるのかだいたい分かります。


(エコノミーモードだとアスペクト比がおかしくなります←ひでえw)


なぜこの「アイドルマスター」について更新しようと思ったかというと、これまでの更新でも触れておりますが今年2月にPSP版として発売された「アイドルマスターSP」を買って実際に自分でもプレイするようになって、いろいろと思うところがあったからということです。

もともとこの「アイドルマスター」というゲームはアーケードゲームで、実は私はその頃からその存在だけは知っていました。…と、いうのもこのアイドルマスターが世に出た頃はもう私は既にリアルアイドルグループのファンであったわけですが、そのファンの知り合いの何人かが当時このゲームにハマっておりました(^^; まあ同じアイドルという対象を扱っているということで興味をひいたのかもしれません。

…しかし私は知り合いがプレイするのを隣で見ながら当時は「こんな二次元の何が面白いんだろう?」とか思っていました。

そして時は流れ、次に私が「アイドルマスター」を目にしたのはご存じ「ニコニコ動画」の中でした。「ニコニコ動画」では現在も多くのアイドルマスター関連動画が投稿されています。その多くはアーケード版の後に発売となったXbox360版「アイドルマスター」の画面をキャプチャして作られたものです。ゲームの中で歌い踊るキャラクターを様々な楽曲に合わせて編集されたその動画は、中には非常に凝ったものもあって一つの「ビジュアルアート」といってもいいほどの作品も存在します。(例えば昨日の日記に貼ったようなもの)

もともと私はVOCALOID初音ミクの作品に興味を持ったため「ニコニコ動画」によくアクセスするようになりましたが、その中で「御三家」と並び称される「東方Project」そして「アイドルマスター」に興味を持つようになるのも必然だったのかもしれません。

では前置きはこれぐらいにして実際に自分がプレイした「アイドルマスターSP」についての感想および考察を書いていきたいと思います。

アイドルマスターSP」ゲームとしての感想

まずゲームとしての感想ですが、これが恐ろしく単純w シミュレーションゲームと呼ぶにはちょっと物足りないかもしれません。アイドルに対してレッスンをしてパラメータをあげてオーディションを勝ち抜くというのが一連の流れですが、レッスンは単純なミニゲームだし「挨拶」や「コミュニケーション」の選択肢も三択の「じゃんけんシステム」なので「戦略」というものがほとんど必要ありません。要はタイミングと運だけでほとんど全てが決定されます。…あと記憶力w

これは元々がアーケードゲームであり、その移植なのでしょうがないといえばそうですが、やり始めた頃はどんなに頑張っても「Bad」な選択肢を引いてしまうことがあるシステムに少々不満を持ちました(^^;(私はオーデ前にことごとくテンションが下がる選択肢を引くのに定評がありますw)

しかしその単純なシステムが、かえってゲーム上のキャラクターであるアイドル達とプレイヤーであるプロデューサーとの関係性をクローズアップすることになっていて、その点ではアイドルゲームとしての本質をしっかりと備えていると思います。


次にリアルアイドルファンとしての視点から最もこのゲームを評価する点としては、前にも似たようなことを書きましたが「アイドルというものに対して真摯である」ということです。…こう書くとなんだか大袈裟ですが、バンナムに敬意を表してちょっと固めの表現で…

たとえばこのようなゲームにありがちな「とりあえずカワイイ子をたくさん登場させてパンチラでもさせておけばいいだろう」的な安易な考えがこのゲームには一切ありません。単なるギャルゲーではなく、真に「アイドル」というものを正面から捉え、取り組んだものとなっています。

それがうかがえる部分としては、まずアイドル達のパラメータが「Vocal」「Dance」「Visual」の三つになっていること。

当然シミュレーションゲームなので何らかのパラメータ化は必然なわけですが、プロデューサーとの関係を表す「好感度」といったものは目に見えるものとして登場せず、「よく歌い、よく踊り、よく美しくあれ」というアイドルの実力部分を鍛える内容になっているところに好感を持ちました。安易な「色恋物」ではないということです。

さらにこの仮想のアイドル達が歌う楽曲が素晴らしい… 特に以前にも紹介した神前暁(こうさきさとる)さんなんかは今すぐにでもハロプロにスカウトしたいぐらいだw(客なっち先生も評価されていたしねえ)wikipedia:神前暁
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さらに今回新しく発売となったPSP版「アイドルマスターSP」には新しく「ストーリーモード」が追加となりました。これは前のXbox360版には無かったもので「961プロダクション」所属のライバルが登場し、それらと競い合うというシナリオプレイが追加となったということです。私は前作はプレイしていないので比較はできないのですが、おそらく、よりドラマ性は上がったものとなっているかと思います。

そしてそのシナリオがなかなか秀逸でした。ここでも製作者サイドが「アイドル」というものを理解し、真摯にそれを正しく表現しようとしている姿がうかがえます。…特にアイドルマスター SP パーフェクトサン(特典なし) - PSPアイドルマスター SP ワンダリングスター(特典なし) - PSPアイドルマスター SP ミッシングムーン(特典なし) - PSPの全てのストーリーモードを終えた今、特にワンダリングスターの「雪歩x貴音」ストーリーが非常に良かったと思います。


いろんな事に対してネガティブな思考をしてしまうか弱い女の子「萩原雪歩」が、そんな自分を変えたくてトップアイドルになることを目指す。その中で何でも完璧にこなしてしまうライバル「四条貴音」と出逢い、その存在に憧れを抱きながらそれに追いつくべく努力を重ね、その中で真の「強さ」とは何かを悟っていく…


…このように単なるギャルゲーではなく、全てにおいて一人の女の子がアイドルとして成長していく姿を真摯に描いているところがリアルなアイドルファンから見ても非常に共感を抱くことのできるものとなっています。(もちろんゲームなんでコミカルな要素もいっぱいですがw)

そして全体を通して感じることとして「この子達は愛されているなあ…」ということ。ゲームという仮想的な空間にしか存在しないわけですが、製作者サイドもそしてそのゲームを通じて出来たファンもそのキャラクターを愛し、そこに確かな絆が存在しているところが非常に好ましくもあり羨ましくもあり…

もちろんリアルな存在であるハロプロのアイドル達もファンに愛されているわけですが、とりわけここ最近は特に提供者側に愛が感じられない事柄が続いたりしたので、比較してそんなことを強く感じます(^^;

やはりアイドルというものは「愛されるため」に存在しているものだと思います。その愛すべき存在であるアイドル達を輝かせる努力を、どこぞの事務所には真摯に取り組んでいただきたいと思います(…あれなんか違う方向にw)


おや、結構書いてしまったw 本当はこのあとにアイドルマスターSP キャラクター編」を書こうと思っていたのに(^^; …じゃあそれは明日以降でw


【追記】
今日からアイマス4周年ツアー「THE IDOLM@STER 4th ANNIVERSARY PARTY SPECIAL DREAM TOUR'S!!」が始まったそうですが、その物販なんかを見ているとやってることはハロプロと変わりませんね〜w

ツアー会場での物販のご紹介http://www.idolmaster.jp/blog/2009/05/post-73.html

そこで「THE IDOLM@STER 2ndVISION」開発の発表もあったようだし、まだまだアイマス人気は続きそうですね。