愛と青春の宝塚 〜恋よりも生命よりも〜 / 新宿コマ劇場

これだけ宝塚歌劇のOG、しかもトップスターを務めた方々が一同に会する公演は、おそらく滅多にないことなんだと思います。私も宝塚歌劇のファンになって2年が過ぎ、その間に何度か宝塚歌劇OGの方が出演される公演を観に行きましたが、今回のような舞台を観るのは初めてでした。

そして改めて宝塚歌劇OGの魅力を感じました。特に今回はその中でも、トップスターを務めた者の魅力の大きさを強く感じました。今回の舞台中のセリフに「トップスターになるのに必要なものは、体力と才能と運だ」というのがありましたが、その三つを兼ね備えた方々の共演は本当に価値ある貴重なものだと思います。

…と、固い内容はここまでにして、これからは一ファンとして書いていきたいと思います（＾＾）

え〜、私が観た公演は「星組バージョン」でした。今回の公演では主要4人の役が全てＷキャストとなっており、組み合わせによって他に「月組バージョン」「花組バージョン」「雪組バージョン」があります。なぜ「星組バージョン」を観に行ったのかというと、休みが合ったというのもありますが実はサエコさん（彩輝なおさん）が出演される回が観たかったのだ（*＾＾*）　なので選んでチケットを取りました。

サエコさんといえば、以前にも梨華ちゃんやよっすぃ〜が出演した『何日君再来』でも共演されていたし、この間のシンデレラ the ミュージカルも観に来てくださったし。そしてなんといってもあの美しいお姿をもういちど舞台上で観たかったのだ！（*＾＾*）

と、最初はそんな感じだったのですが、もうすっかり他のOGの方々の魅力にもやられてしまいましたよｗ　ではキャストごとに…

・湖月わたる/嶺野白雪（リュータン）
わたるさん格好ええ…(;´Д`)　もうたまらんわ。なんですかアレは。…もうとにかく宝塚の男役トップスターの貫禄というか大いなる存在感に震えましたよ。あの長身で羽背負って最初から朗々と歌い出す『恋よりも生命よりも』を聴いて、思わず10列目どセンターで泣いてもうたｗ（いきなりキモくて正直スマンかったｗ）

いや『エリザベート』とか『王家に捧ぐ歌』とかの映像で拝見したことはあったのですが、やっぱり実際に体験するのは全然違うわ。特に心に残っているのは２幕で「アンタは私が守ったるっ！」って言ってトモを抱きしめた時の包容力ね。もうシビれた。男役の魅力が溢れすぎ。…凄いねぇ…　かと思えば、影山先生に対しては純情で可愛らしいところを見せたりと、とにかく魅力満載でした。

あと埼玉県出身とのことですが、なんであんなに大阪弁上手いねんｗ　全然違和感無かったです。関西出身の人なんだと思ってましたｗ　ほんとにこの人にホレるファンの人の気持ちがよくわかったｗ

・彩輝なお/橘息吹（タッチー）
サエコさんもこのタッチー役は当たり役だよね。元令嬢という美しさと弱さと気品の高さの交ざり合った存在感が絶妙だった。時には少年っぽい幼さを感じさせるところも魅力的だったし、速水中尉との別れのシーンでの、あくまで強くあろうとしながら自分の本心を告げる姿が哀しく美しかった。…やっぱりねえ美しい人ですわ、この方は。あの特徴的なヴィブラートが効いた歌声も好きなんだよな〜　聴いててゾクゾクします（*＾＾*）

おっと時間がきてしまいましたｗ　次回は娘役のお二人について書きたいと思います。
ではまた（＾＾）