至上のブログ ~瑠々に魅せられて~

主にJuice=Juiceの段原瑠々さんに関連する内容です。2014/1/5までは昔の「愛に観せられて」の内容をインポートしています。

源氏物語千年紀『須磨・明石 源氏幻想』 / 新神戸オリエンタル劇場

愛華みれさんが出演される舞台を観に行ってきましたよ。しかも最前でw …今年は源氏物語が世に出てちょうど千年に当たるということで、数々の催しが行われていますが、この舞台もその一つです。

源氏物語といえば、かの紫式部が著した世界に誇る日本文学の傑作ですが、現代語訳としては与謝野晶子谷崎潤一郎など名だたる方々のものが存在しています。私は以前にも書きましたが学生時代に先日、文化勲章を受章された田辺聖子さんのものを読んだことがあります。

さて今回の『須磨・明石 源氏幻想』ですが、中身は二幕に分かれて朗読によるものと市川段治郎さんや尾上紫さんといった歌舞伎や日本舞踊で活躍されている方々の舞踊で構成されているものとなっています。これまで私が経験してきた舞台とは全く内容が異なるもので、実際に観るまではついて行けるか心配な面もあったのですが、実際に観てみるとついていけるどころかハマリました。

まず朗読の部分ですが、三味線や琴といった日本古来の楽器の調べに合わせて源氏物語のストーリーが述べられるわけですが、これがなんとも素敵でした。朗読されるのは宝塚歌劇・元雪組の愛耀子さんと月影瞳さんでしたが、いやあ入り込みました。愛耀子さんが、藤壺女御や紫の上など女役を、月影瞳さんが光源氏の役をされるわけですが、これがそれぞれの役に合わせて情緒たっぷりに朗読されるものだから、すっかり源氏物語の世界に入り込むことができました。…特に光源氏役をされた月影瞳さんは現役時代は娘役だったそうですが、その凜とした美しさを携えての光源氏ぶりに魅せられました… やはり光源氏は美しくないと… 実に素晴らしかったです。

二幕では愛華みれさんが光源氏役で登場。以前とくらべていくらかふっくらした感じの様相でしたが、こちらも優雅に光源氏の舞を見せてくれました。

その他にも、歌舞伎俳優の市川段治郎さんも気品のある姿でしたし、尾上紫さんも幽玄といいますか、和の美しさを感じさせる姿でした。


こういう伝統的な舞台を観ると、ちょっと歌舞伎や能など、日本の伝統芸能と言われる舞台も観に行ってもいいかなあと思いました。ただ今回の舞台は源氏物語の内容をある程度知ってる人でないとちょっと辛いかなと思います。逆に知ってると、その話の中で思い当たるところが数あって面白いと思います。源氏物語の舞台では、いつも六条御息所が嫉妬に狂って夕顔や葵の上をとり殺す所が出てきますが、今回も出てきましたw …でも私は六条御息所好きなんだけどなあ…w いつも妖怪っぽく扱われるところに不満を感じてしまうw もっと雅やかな人ですよ、ぜったいw

それと今回の観劇で気になったのが、観劇される人で携帯電話の電源の切ってない人が結構いたこと。舞台中に着信のバイブ音がしょっちゅう響いたり、着信音が流れたりと結構目立ちました。…携帯電話の電源を切るなんてことは、観劇マナーの基本中の基本だと思うのですが… 残念でした。

まあしかし、タモさんの元気な姿を再び拝見できたのは良かったです。機会があったらまたこういった舞台も観に行きたいと思います。

以下、写真

ハマコさんからのお花



水さんからのお花



アサコさんからのお花



水さんからのお花


さすがに愛たんからのお花は無かったw