シンデレラ the ミュージカル　〜スタンダードに魅せられて

今回はリボンの騎士の時と違ってフィナーレに入る前に10分間の休憩があります。おそらくは衣装チェンジのためと思われますが、前回は箙さんの歌があったのでその違いということでしょう。

そして今回の娘。のフィナーレは、まったくのモーニング娘。のまんまです。前回が大階段を使って黒燕尾服を身に纏った宝塚仕様だったのに対して、今回は普段のコンサートでやっているのと同じです。これは、本編が宝塚歌劇そのままだったのでフィナーレは敢えて宝塚色を抜きにしたのかなと思います。

まあファンの間では賛否両論あるみたいですが、普段やってることを観客にそのまま観て貰うという点ではいいんじゃないでしょうか。さっきまで可憐な姿で歌っていたシンデレラが、いきなりへそ出しルックで出てきて唸りまくるっていうギャップも面白いしｗ

ところで、今回は宝塚歌劇からも麻路さきさん、愛華みれさんを中心にフィナーレに登場していろんな曲を歌います。娘。ファンにとっては、あまり馴染みがないと思いますので、今日はその辺りを解説したいと思います。

まず麻路さきさんがオープニングと同じく月に乗って登場して歌い始める曲は"Blue Moon（ブルー・ムーン）"です。

今回のミュージカルの曲を手がけたリチャード・ロジャース作曲、ロレンツ・ハート作詞のスタンダードです。ロジャース=ハマースタインと並んで有名なロジャース=ハートコンビによる作品ですね。

ここでスタンダードって何？ってことですが、詳しい解説は以下に　（手抜きではないｗ）

まあ普段Jazzとかよく聴く人にとっては、お馴染みの曲ってことですね。私も昔、Jazzをよく聴いていたのでロジャース=ハート作品とかはお馴染みです。　…"My Funny Valentine（マイ・ファニー・バレンタイン）"とかねｗ

話はもどって"Blue Moon（ブルー・ムーン）"ですが、メル・トーメが歌ったのが有名なのかな。でもこっちを紹介しておこう。

続きまして愛華みれさんが歌う曲は、これも有名なミュージカル『王様と私』から『 Shall we dance?（シャルウィダンス？）』です。これもロジャース=ハマースタインの作品ですね。…うーむ、どうしてもユル・ブリンナーのつるつる頭を思い出してしまうｗ

で、３曲目はリチャード・ロジャースが単独で作詞・作曲した"The Sweetest Sounds"　これはミュージカル『 No Strings 』の曲です。トニー賞とってますね。

と、いうわけでこれを機会に、いろんなミュージカル曲やスタンダードに興味を持って聴かれるのもよろしいかと…　スタンダードっていうだけあって、いろんなドラマやCMとかの挿入曲として使われることも多いですしね。宝塚歌劇のレビューで使われることもあります。

スタンダードの作曲家としてあと有名なのは、ジョージ・ガーシュインとかコール・ポーターとかアービング・バーリンとかジェローム・カーンとか…　まだまだたくさんいらっしゃいますが、この辺りの作曲家の曲は絶対どっかで聴いたことあると思います。

…高橋愛も将来はスタンダードが似合う歌手になってもらいたいね（＾＾）

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