シンデレラ the ミュージカル 8/9（土）昼夜公演 感想
まず、昨日書き忘れたことの一つに、昨日の夜公演では『シンデレラ the ミュージカル』の二代目シンデレラ役である元・宝塚歌劇団の麻乃佳世さんが御観劇されました。公演終了後の高橋愛の挨拶で「二代目シンデレラの麻乃さんがいらっしゃっているので緊張した」という発言があって分かったのですが、そのように観に来てくださるというのはやはり嬉しいもんですね（＾＾）
三代目シンデレラ*1も観に来てくれないかな〜？ｗ
ではキャストごとの感想を…（高橋愛については昨日さんざん書いたので除きますｗ）
まず、王子役のガキさんこと新垣里沙について… これは頑張ってました（＾＾） もともとアイドルの女の子が男役を演じるということ自体に、他の役を演じることよりもハンデキャップがあるわけですが、形としてきちんと作り上げてきたな、というのが伺えました。ただ単に男セリフを言っているだけではなく、役としてきちんとそれに取り組み作り上げてきたことが分かる内容でした。彼女の普段のファンに対する誠実な姿勢が、あの男役を醸し出す風情を身につけさせたのかなと思います。
今回のミュージカルの醍醐味の一つに「役者の進化」というのがありますが、その進化が最も顕著になるのは、ひょっとしたら高橋愛ではなく新垣里沙かもしれません。王子役は今後も要チェックです。特に、舞台中にシンデレラとともに歌われる“Ten Minutes Ago（邦題：五分前）”は、そのロマンチックなシーンとともに男役としての魅力を感じさせてくれて非常に良かったです。
ちなみに原曲はこちら↓ …なぜ「10分前」が日本語では「5分前」になったのかは分かりませんがｗ
妖精の女王役の麻路さきさん …こういったミュージカルで全編を女役で通すのは初めてと言われていましたが、そこはさすが経験豊富な方なので全体を通じて物語に筋を通す存在感と演技でした。あの大らかな優しさを感じさせる風情は、宝塚歌劇の男役で培われたものなのかなと思いました。そしてもうひとつの注目は、ラストのフィナーレではなんと男役になって現役のときと同じように燕尾服を着て、宝塚OGの男役を従えてのショーが展開されます。…これは現役当時からのファンの方々には嬉しい内容ではないでしょうか（＾＾） 再び「流し目のマリコ」の姿が見られるわけですからｗ
継母役の愛華みれさん …もう本当に病気療養明けというのが信じられない姿でした。全編にわたってコミカルにシンデレラをイジメまくる継母役を熱演されています。…いや本当に凄いわ。アドリブも結構飛び出して、終始、舞台を観に来ている観客を惹きつける魅力を発揮されています。こういうのは是非娘。メンバーも見習ってほしいと思います。公演終了後のMCも爆笑ものでしたｗ
･･･花組ポーズはテレてしまって、やるタイミングを逃してしまいました（＾＾； 次、舞台に近い席のときに挑戦しようかなｗ
とりあえず今回はここまで。また娘。メンバーについてやフィナーレの娘。のパフォーマンスについては、これから少しずつ書いていきます。
【その他いろいろ】
群集のシーンで黄色いスカートの町娘って舞名里音ちゃんですよね？ たぶんそうだと思うんだけど… 私が宝塚ファンになってから退団された人に、またこの舞台で会えることも嬉しいです（現役時代と変わらずにカワイイしｗ）
箙さん＆光さんの専科のお二方も、貫禄の演技内容でした。今回、箙さんはリボンの時ほど歌う機会が少ないのはちょっと残念だけど…（＾＾；
執事役の真山葉瑠さんも、今回初めて見た娘。ファンはびっくりしたんじゃないかなｗ 普通に「おっさん」だもんなｗ ええ、これも宝塚歌劇の男役なんですよ。いや〜現役時代のるんぱさんも観たかったな〜ｗ
