モーニング娘。コンサートツアー2008春 〜シングル大全集!!〜 / 大阪厚生年金会館

出張中なので、とりあえず簡易レポを。
久しぶりにモーニング娘。のコンサートに行ってきました。今回はタイトルどおりこれまでのシングルを全部やるっていう構成です。しかし、うーんどうなんだろ…　今日観た感想としては、やはり全部やるということは、それぞれが短くなってしまうということでキャッチーな面はあるけど深みは感じられずといったところです。

その中でも私にとってはガキさんの「真夏の光線」が、一番モーニング娘。を感じさせてくれました。

高橋愛については、「Do it！Now」と「Mr.Moonlight 〜愛のビッグバンド〜」の流れが見せどころですが、Do it！Nowは本人も好きな曲だし、これまでも歌ってきているだけあって安定していて良かったです。ミスムンは周りが「宝塚、宝塚」って言うから（笑）どんなもんだろと思っていましたが、まあまあ雰囲気は出てましたよｗ（あの衣装も宝塚風味でした）　でも今日の昼公演はあまり出来がよくなかったなあ（＾＾；　ちょっと誇張しすぎだと思いました（いろんな面でｗ）　まあそれもよしということでｗ

全体の印象としては、これは今のモーニング娘。全体としても言える事だと思うのですが「ターゲットを見失っている」または「ユニットとしてカオス（混沌）」だと思いました。

たとえば、前に見たベリキューだと、もう分かり易いぐらいの「アイドル」をやっているわけです。可愛い子達がおバカやって、楽しい歌を目一杯やってって感じで。それで全体として統一感があるから、見てる方も納得した感慨を持てる。

でも今の娘。は、それぞれ個人個人は魅力あるけど、全体としてのまとまりが少し欠けているように思います。アプローチとしてはベリキューとほぼ同じなんだけど、そこまで弾けていないし、じゃあ全体のパフォーマンスで押していくのかといえば、そうでもないし…　ジュンジュンやリンリンの立ち位置もいまだ不明なところがあるし…

今日のシングル大全集でもイマイチ「爆発」するところが感じられませんでした。　まあ、あのぶつ切りメドレーだと、それをやれっていうのも無理がありますが…ｗ（個人的にあのメドレーはひどいと思ったｗ　ただシングル繋げてるだけｗ　あんなリミックスもどきなら正直俺でも作ることができるかもと思った。どうせやるならアレンジ変えるとか繋ぎとか、もうちょっと趣向を凝らしてもいいんじゃないの？ｗ）

これはやっぱりプロデュース側にも問題点があると思う。つんく♂Pは結婚して子供もできてちょっと娘。への意識が薄くなったんじゃないかなｗ　シングル全部やるだけっていうのも、今更ながら言えば「安易」な考えだし。まあ前にも書いたけど今の時代で「アイドル」をプロデュースするっていうこと自体が難しいことなのかもしれないけど、もっと「モーニング娘。」としての魅力は奥深いものがあると思います。今後に期待します