月組公演 ミュージカル『ME AND MY GIRL』 / 宝塚大劇場
『ME AND MY GIRL』 …伝統あるミュージカルで初演は、なんと1937年のロンドン。それが宝塚歌劇では1987年に月組 剣幸/こだま愛コンビによって上演され、さらに1995年には同じく月組の天海祐希/麻乃佳世コンビによって再演され、いずれも大好評を得た作品です。
それが13年ぶりに再び月組公演として再演することとなりました。昨年の『エリザベート』もそうですが、私が宝塚歌劇ファンになってから、こうした定番ともいえる伝統ある作品が再演され観劇できることを嬉しく思います。
さて、実際の作品についてですが… 「なんてハッピーなんだ!!」
噂には聞いていて、前回の天海祐希さん主演の映像も少しだけ見たことはあるのですが、実際に舞台で演じられるのを観たのは、これが初めてです。私もここ最近は、ずっと宝塚歌劇の舞台を観ていますが、これだけ「ハッピー」な気持ちにさせてくれる作品はこれまで無かったように思います。
月組といえば以前にも書きましたが、これまで私が抱いている印象としては都会的なセンスにあふれたオシャレな組というものですが、まさにこの『ME AND MY GIRL』は、それをそのまま表したような作品でした。
ストーリーとしては男性版『マイ・フェア・レディ』といった感じで、田舎者で天真爛漫な男(ビル)が、ある日突然、裕福な貴族の跡取り息子であることが分かり、その遺産相続のために貴族となるべく教育を受けさせられる中で引き起こされる騒動を描いたコメディです。その面白さの中に、ほんのり哀愁もあり、そしてラストは最高にハッピーな気持ちにさせてくれる作品です。
劇中のミュージカルナンバーも、親しみやすく楽しいものが多く、特に主題歌の『ME AND MY GIRL』と、一幕ラストに流れる『THE LAMBETH WALK』の幸福感は最高です。
これは宝塚歌劇ファン以外の人にも是非お勧めしたい作品です。…なお、今回の公演で主演娘役の彩乃かなみさんが退団となります。…あの歌声を聴きながら、劇場でそれが聴けるのは最後かもしれないと思うと非常に残念に思いましたが、千秋楽まで頑張って欲しいと思います。
と、いうわけで… 通いますよこれは!! まさに「The Moon troupe(月組)」とも呼べる公演内容です。
ですので出演者ごとの感想はまたこんど(^^) アサコさん上手いわ〜、帽子の扱いとかオレンジとか。ジャッキーのみりおくんも相変わらず娘役顔負けの美しさだしw のえるさんも相変わらずの上手さ。
そこのアナタも是非観に行きなさい(^^) 悪いこと言わないから。 …みーえんまいが〜♪ みーえんまいが〜♪
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かなみん美しすぎる>< やっぱりやめないで〜!
- 追記
そうそう今回の公演で第94期生のお披露目がありました。みんな頑張ってね〜。