至上のブログ ~瑠々に魅せられて~

主にJuice=Juiceの段原瑠々さんに関連する内容です。2014/1/5までは昔の「愛に観せられて」の内容をインポートしています。

月組公演『ホフマン物語-オッフェンバックによる-』/ 宝塚バウホール

昨日は月組公演を観に行ってきました。
今回の公演は、宝塚バウホール開場30周年記念として行われるもので、バウホールが開場したときに、こけら落としで上演された演目の再演となっています。
内容は、オペラの原作である『ホフマン物語』を宝塚歌劇としてアレンジし、劇中の音楽も初演の時に録音された朝比奈隆指揮の大阪フィルハーモニー交響楽団の演奏によるものです。
また今回の公演は、明日海りお、青樹泉の二人によるWキャストの公演ともなっています。それぞれの公演の中でもサブキャストの役変わりがあります。この辺りは、実験劇場として開場されたバウホールならではの公演形式だと思います。

さて、私が観た今回の公演は、明日海りお主演のものだったわけですが、まず最初に、パンフレットの写真について…
今回はWキャストなので、当然、主演以外の役の写真もあるわけですが、みりお君のもう一つの役の写真にびっくり! …ホフマンじゃないときは芸術の女神ミューズの役なのですが、この写真が娘役顔負けの美しさ…(^^;  もりえさん主演の方も観に行くので、今から楽しみですw

では感想ですが… 正直なところ今回は演目が求めるものに対して、演者の技量が足りていないように感じました。今回の作品はオペラに近い作品をめざしたとのことですが、要所でオーケストラ演奏をバックにしたソロ歌唱やアンサンブルがあります。その場面において、オーケストラ演奏に負けてしまっている部分を凄く感じました。

たとえば、主演のみりお君も、ところどころでピッチが不安定になることがあって、それが歌う場面が多いだけに凄く目立ちます。今回の舞台は、ストーリーよりも表現、特に歌唱で魅力を表すような演出になっているので、終始物足りなさを感じました。それは、みりお君だけじゃなくて、他の演者も同じ。

観劇中、これが、ホフマン=瀬奈じゅん、悪魔=霧矢大夢、ミューズその他=彩乃かなみ、ニクラウス=大空祐飛、というキャストだったらなあと思ってしまいました。(あと召使い役がまさお君とか… マギーさんも良かったけど)

バウホールのワークショップだけれど、やっぱりそんな風に感じてしまうのは、ちょっと淋しかったです。まだまだ始まったばかりだし、もりえさんがホフマンの時も観に行くので、それまでにレベル向上してほしいなと思います。

ちょっと偉そうな書き方になってしまいましたが、正直にそう感じましたので…

キャスト別では、ニクラウスを演じた宇月颯くんが新鮮な魅力を感じさせて良かったです。あと、のえるさん(笑)