至上のブログ ~瑠々に魅せられて~

主にJuice=Juiceの段原瑠々さんに関連する内容です。2014/1/5までは昔の「愛に観せられて」の内容をインポートしています。

“祭り”=“楽しさの共有”

ニコニコ動画を「まとめサイト」のように楽しむ


ニコニコ動画の「マイメモリー」機能はまるで「まとめサイト」のよう。進行中の「祭り」に参加できなくても、後から盛り上がりを追体験できる。

(中略)

この「同期的に近いコメントコミュニケーション」でニコニコ動画が盛り上がったケースが、先週末にあったと、読者が投書で教えてくれた。「恋スル VOC@LOID」「Chocolate☆Magic−ドキドキ大作戦−」など人気初音ミク楽曲を作った「OSTER_project」さんの誕生日・ 11月24日に、OSTERさんの新曲「ミラクルペイント」に大量の「おめでとうコメント」が殺到したそうだ。

(中略)

記者は23日にこの楽曲を知って気に入り、リピート再生しまくっていたのだが、24日の祭りには気づかず、参加できなかった。せっかくならリアルタイムで見たかったなぁ――と、とても残念だ。


http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0711/26/news075.html

…なんだユカタンは、てっきり参加してるとばかり思ってたけど(笑)
完全に脳内がみっくみくにされてるユカタンなら必ず採り上げるだろうと思ってましたが、ランキング記事で書くとか、どんだけぇ〜?(笑)

詳しい内容はリンク先を読んでもらいたいのですが、これは連休前にもここで紹介したOSTER Projectことふわふわシナモンさんの誕生日が11/24だったために、投稿された作品「ミラクルペイント」上で“お誕生日おめでとう”祭りニコニコ動画で行われたというものです。

実は私も0:00の祭りは東京にいたのでリアルタイムでは参加できなかったのですが、次の22:00祭りにはきっちり参加しましたよ(^^) …と、言ってもコメント職人が繰り広げる至高の芸を眺めていただけですが…(笑) いや実際にあのコメント職人は凄いわ… まだ動画投稿者ならいろんな面で個別に評価されて、それが利益に繋がることもあるけど、コメント職人だけは本当の意味で「無償の奉仕」だもんなあ… あれこそ「もっと評価されるべき」存在だ。

記事には「マイメモリー」機能で追体験ができることが紹介されていますが、私はPremium会員なので過去ログが見られるから、いつでも祭りを再現できるんだよね〜♪ …まあ確かにリアルタイムの「ドキドキワクワク」には敵わないが…


ところで、動画投稿者が評価されて利益に繋がることもあると書きましたが、それは何のことを言ってるのかというと、

「みくみく」「恋スルVOC@LOID」 初音ミク曲が着うたに


ドワンゴは11月26日、歌声制作ソフト「初音ミク」で制作され、「ニコニコ動画」で発表されて人気となった楽曲4曲の着うた・着うたフル配信企画「初音ミクで歌ってみた」を始めた。

まずは「みくみくにしてあげる♪【してやんよ】」「恋スルVOC@LOID」「Chocolate☆Magic−ドキドキ大作戦−」「Dreaming Leaf−ユメミルコトノハ−」「この想い伝えたくて(まともな歌詞Ver.)」「教えて!!魔法のLyric(完成版)」の6曲を配信。順次、人気曲を追加していく。


http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0711/26/news045.html

と、いうことです。前にここで『恋スルVOC@LOID』を紹介したときに、「実際に近い将来、いろんな場所でその才能に触れることができるようになると思います」と書きましたが、*1以外と早かったね。しかし半分の3曲がOSTER作品とは凄い。

現在『恋スルVOC@LOID』は、ニコニコ動画経由でも43人が購入となっている。他にも販売経路があるらしいから実際はもっと売れているだろうし、これからも伸びるだろう…

皆さん、これがどういうことだか分かりますか? OSTER Projectさんは自身が提供しているまとめサイトhttp://fuwafuwacinnamon.sakura.ne.jp/にて自分の作品を公開されています。(実際のダウンロード先はmuzieだが)

「着うた」というサービスは、私はPHSユーザだから利用できないのでよく知りませんが、おそらく幾らか払えば携帯に音源がダウンロードできるサービスだろう…  ところが、実際の曲はmuzieで公開されている…

つまり「皆、タダで手に入るものを金を出して買っている」ということです。

私も自分のiPodOSTER Projectの楽曲は全部入ってます。でも携帯ユーザだったら購入したでしょう、おそらく。なぜ皆、わざわざ金を出して買うのでしょうか? それは

「その作品が素晴らしいから」

です。皆、ニコニコ動画上でOSTER作品に触れ、その素晴らしさを知り、そういった素晴らしい作品を提供(Produce)し続けてくれることに感謝の気持ちがあるから、それに対しての対価を支払うのです。

こんな記事もある

レディオヘッド「値段はあなた次第」販売、日本でも


「アルバム価格はあなた次第」というレディオヘッドのユニークな試みが日本でも登場。「www.inrainbows.jp」が12月3日正午にオープンする。


http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0711/26/news011.html

以前にも話題になったレディオヘッド「お代は見てのお帰り」だ。タダでも手に入るものに対して、値段をユーザに決めさせるという内容だ。大胆な試みだと思う。その是非はともかく、こういったことを出来る日本人アーティストがどれだけいるだろうか? …私が知る限りでは松本人志ぐらいだ。彼も以前に「お代は見てのお帰り」をやった。自分の芸に誇り(Pride)を持っているのだろう。


結局のところ、やはり大衆というのは、素晴らしい作品に対しては惜しみない拍手を贈り、それを正当に評価するものだと思う。前回、ズンコさんのライブレポでも「コンサートをしてくれることに感謝をしなければならない」と書きましたが、そういう気持ちを持たせるものを大衆に提供(Produce)してこそプロフェッショナルだと思う。

そして、そういう作品を、インターネット上で個人が自由に提供(Produce)して、多くの人の評価を受けることができる場所がニコニコ動画なのだ。そこで、今、まさに既存のビジネスモデルに変革が起きつつある…

初音ミクフィギュア予約1万本突破!とお願い


グッドスマイルカンパニーさんのお話によると、昨日の昼間の12時の時点で、アマゾンさんでの予約が1万体を突破したそうです!


http://blog.nicovideo.jp/2007/11/1_5.php

最近、ニコニコ動画上では0:00や2:00に動画上に強制的に時報が挿入されるようになったが、その枠を使って初めて企業の広告が提供(Produce)されるようになった。ニコニコユーザの中では、あまり評判のよくない(^^;時報サービスだが、その威力は初音ミク人気も手伝って、大きかったようだ。

それにしても来年3月発売のものに予約1万本とは… (ちなみに私は予約してません)

単純計算でも予約段階での概算売上は、\2,500-x1万本だ。計算してみるといい。

このように新しいマーケティングニコニコ動画から、まさに今「始まったな」という感じだ。価格.comAmazon楽天も、この非同期と同期の両方を兼ね備えた、ニコニコ流CGMマーケティングにはちょっと脱帽だろう。今後、同様のもの、もしくはもっと画期的な手法で、様々な商品がニコニコ動画を通じて提供(Produce)されていくだろう…

吉本興業Avexは、そのあたり目ざとくて、さっそくニコニコと手を組んでいる。

ニコニコ動画」で吉本興業の「よしよし動画」を配信開始


 ニワンゴは11月26日、吉本興業とともにニワンゴの運営する「ニコニコ動画(RC2)」にて、「よしよし動画」コーナーの共同展開を開始した。同コーナーでは、吉本興業が制作するお笑い番組「ヨシモト無限大」の動画コンテンツを配信する。


http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20361826,00.htm


そんなこんなでニコニコ動画の世界はあいかわらず「ドキドキワクワク」なのだが、片や飛び込んできたニュースがこれだ。

ハロー!プロジェクトFANに贈る初の試み!プロデューサーはYOU!(You やっちゃいなよ!)


http://www.up-front-works.jp/abe-yajima/

内容を読み終えた瞬間、リアルに「…くっだらねぇ!」とつぶやいてしまった(苦笑)

…あのさあ、マジで聞きたいんだけどシングルのどっちがA面かって決めさせてもらって面白い? シングルVのエンドロールに自分の名前が載って嬉しい? それだけで「Youがプロデューサー」??  マジ笑える。 今や、ニコニコ動画上で普通に作品公開して、評価してもらって、それが商品になるという「プロデューサーになる」という手段を誰もが手に入れられる時代(やる気さえあれば)だっていうのに、

「AとBどっちがいい?」 「こっち」 「すごいアンタがプロデューサー!」


…なめとんか。

あのねえ… 俺たちファンは、こんな子供だまし(って言ったら子供に失礼だ)の施策なんか求めていないの。要はアイドルならアイドルとして「素晴らしい作品」を提供(Produce)してくれさえすれば、正当に評価するの。「ワクワクドキドキ」する「楽しさを共有」する瞬間を提供(Produce)することに力を尽くしてもらいたいの! それをせずに、いい加減なことばかりやってるからファンは離れていくの。まあ今回のはそれほど、いい加減ではないが魅力は全然感じない。


いったい何度言ったら分かってくれるのか…  曲を買う前にファンに聴いて貰いたいのなら、それこそ自前のDohhh UP!をニコニコばりに人が来てもらえるように、魅力あるサイトにするとか、いっそのこと吉本みたいにニコニコ上に「ハロプロステーション」なりで番組持つとか、いろいろやりようがあるだろ…

昔やってたGyaOのやつは結構面白かったよ。 …ほんと、たまにはハロプロを評価する内容で長文を書かせてくれ(笑)