至上のブログ ~瑠々に魅せられて~

主にJuice=Juiceの段原瑠々さんに関連する内容です。2014/1/5までは昔の「愛に観せられて」の内容をインポートしています。

モーニング娘。コンサートツアー2007秋〜ボンキュッ!ボンキュッ!BOMB〜 / 大阪厚生年金会館

高橋愛がリーダーとなって初めてのコンサートツアーの大阪公演の夜の部に行ってきました。あいかわらずの大阪厚生年金会館。しかしここも来年の9月で売却されるとか… まあしょうがないでしょう。
会場に入ると、舞台がこれまたシンプルなもの。少し段差があるだけの2段フロアで真ん中にスクリーンがあるだけで、あとは何もない。ここまでシンプルなのは娘。コンではちょっと記憶にない。予算の都合か、ダンスに配慮したのかは分かりませんが、踊りやすくていいんじゃないでしょうか。
コンサートが始まってからの第一印象としては「若いなあ…」と思いました。吉澤ひとみが卒業し藤本美貴が脱退して、最年長が高橋愛になったので当然、実年齢の平均も下がっているわけですが、全体の印象として「若さ」を感じました。

最初のMCでメンバーが一列に並んだときに、センターの「0番」の位置に久住小春がいて、一番右端に高橋愛がいるのを見たときに世代交代の流れを強く実感しました。

高橋愛はリーダーなので当然MCでは一番最後に出てくるわけですが、このMCがまたリーダーらしいしっかりとしたものでした。噛まずにあまりにもきちんと話すので、最初「…あれ誰や?」とか思いました(笑) 高橋愛が急遽リーダーに就任となったときには、その適性などでいろいろ言われたものでしたが、実際になってみるとリーダーとしての自覚も芽生えて、その職務を全うするものだということが分かりました。

また、今回から新たにメンバーに加わったジュンジュン・リンリンも、たどたどしいながらも日本語で挨拶をしていました。まだいろいろ戸惑うことが多いと思いますが、最後まで頑張って欲しい。

その後はゲストである美勇伝の紹介。…紹介されるまで美勇伝がゲストだということを忘れていました(^^; 美勇伝のファンにとってゲストというのは物足りないものだとは思いますが、今回は娘。に力を貸していただくということでよろしくお願いします。


さて、コンサートの内容についてですが、曲目はこれまで発表されたものの中から特にアップテンポでノリのいい曲を中心に構成されています。特に後半はその連続となっています。古い曲は4thアルバムから最新シングルまで。今のメンバーだと妥当な構成だと思います。

注目としては、ジュンジュン・リンリンによる『好きな先輩』光井愛佳による『男友達』

『好きな先輩』は5期以降、その後加入した新メンバーによっても歌われてきていますが、曲としては案外難しいものです。ジュンジュン・リンリンの二人もかなり練習したと思います。舞台では現状の力量でやれるだけのことをやっていたと思います。

それから光井愛佳の『男友達』はちょっとオドロキ。美勇伝の三人をバックダンサーに従えて、堂々のソロ。その声はやはりまだ「子供の声」なのでこの曲とはミスマッチですが、みっつぃ〜をシンガーとして育てていこうという意図が伺えます。歌唱としては当然まだ物足りないところがたくさんありますが、あの年齢であれだけ歌えていたらいいんじゃないでしょうか。

全体としては、歌の要であった藤本美貴が抜けたのでその穴を誰が埋めるかということですが、高橋・田中・亀井の三人で回していたような印象です。特に今回のコンサートでは亀ちゃんの印象が強いです。要所で彼女の存在がクローズアップされるのを感じました。そういう場面で彼女の成長を見ることができます。また、久住小春もあいかわらずの『月島きらり』でそのアイドル性の本領発揮といったところでした。

高橋愛については、今回はちょっと喉の調子が良くなかったみたいで、ところどころ声が途切れたり或いは口パクのシーンも幾つかあったように思いますが、全体としてはいつもどおりのレベルは出していました。特に圧巻はやはりソロの『WASSUP?遠慮がテーマ』

あの堂々としたステージングは、あらためてリーダーの貫禄十分なものでした。…こういう一定レベルに達したものを見せられると、私は本当にスカッとするんですよね。こう、心の中に言い訳めいたフィルターを用意しなくていいと言いますか、「どうよこれ、金払った分の価値はあるだろ?」みたいな… そういう充実感を感じさせてくれるところが、やはり高橋愛かと思います。

美勇伝の3人も、出番は短いながらも人形劇その他のシーンで個性を発揮していて良かったです。特に石川梨華はプロフェッショナル。そこが美勇伝のコンサートであろうが娘。のコンサートであろうが、きっちりと観客を楽しませることが出来る人。

と、いうわけでいろいろあった後の新生モーニング娘。のコンサートでしたが、そのスピリットはしっかりと受け継がれているように思います。あとは各自がそれぞれ自分の力量を高めていって、それが融合したときの爆発力をもっと高めていって欲しいと思います。


【その他あれこれ】

  • 『ラヴ&ピィ〜ス…』のときに、さゆの「チュー口撃」に本気で嫌がって払いのけようとする愛たんワラタw
  • 石川梨華さんの計らいで、厚生年金会館に「六甲おろし」の大合唱が響きました(笑)…しかしその思いもむなしくタイガースは0封負け…orz
  • ガキさんの足は、ほとんど良くなったみたいですが最後の舞台をはけるときは、愛たんに手をとってもらいながら階段を降りていました。サブリーダーとしての役目もきっちりやっていて要の存在であるので、最後まで頑張って欲しいと思います。