至上のブログ ~瑠々に魅せられて~

主にJuice=Juiceの段原瑠々さんに関連する内容です。2014/1/5までは昔の「愛に観せられて」の内容をインポートしています。

モーニング娘。誕生10年記念隊コンサートツアー2007夏 〜サンキュー My Dearest〜 / 大阪 新歌舞伎座

FC抽選が外れたために当初は行く予定をしていなかったのですが、本日参加してきました。
新歌舞伎座というと普段はほとんど演歌系の催しが行われる場所ですが、初めて入った印象としては、こぢんまりとしていてアットホームな感じでした。小春も言ってましたが「赤ちょうちんに囲まれてお祭りみたい」でした。
もう一つの特徴としては下手側に花道があるのですが、今日はその花道に非常に近い席だったため、メンバーをかなり近い位置で観ることができました。それについてはまた後ほど…

さて、今回のコンサートですが、まず前回の中野の時と比べてセットリストに一部変更があります。小春のソロが『ふたりはNS』から『ハッピー☆彡』になりました。まあ「ひとりでNS」状態だったのでいいんではないかと。

では、個人的な感想を…

まず全体の印象としては「美しい」と思いました。オープニングから5人全員が青のドレスで登場しますが、その並びそのものが美しかったです。モーニング娘。はアイドルとして10年間もトップクラスに君臨しているわけですが、それにはやはりその「美しさ」も重要な要素であることを改めて意識させられました。

そしてそこで歌われる曲も、その10年の歴史の中からピックアップされたものであり、古くからのファンであるならば誰もがそのまま口ずさめるものになっています。私自身も今回のセットリストで知らなかった曲は飯田さんのソロと『未知なる未来へ』だけでした。(記念隊の2ndシングルは買ってないので)

小春のソロは『月島きらり…』名義のものであり、ちょっと浮いてるような印象もありますが、「今のモーニング娘。にはこんな子もいるんだよ」という紹介の意味ではいいのではないかと思います。

さて、では今回のメインの内容ですが… 実は今回その内容を書くかどうか迷いました。…私は最近のコンサレポでは「書きたいこと」を一つ決めて、それを中心に書くようにしています。曲ごとにあれもこれも書くと、全体がボケてしまって伝えたいことが伝わらないような気がするからです。で、今回もその「書きたいこと」というのがあるのですが、その内容が自分でも「適切ではない」印象があるので、書くのをためらいました。でも結局書くことにしました。
ですので、これからの内容はそういった前提を踏まえて読んでいただければと思います。もちろん個人的な感想なので、主観による内容でありそれが正しいと限定する気もありませんので(念のため)

"Egoist"であれ!

今回のコンサートに参加して一番私の心に残っているのは、やはり安倍なつみ後藤真希の両者は違うな、ということ。今回のメンバーで飯田さんは妊娠の件もあってほとんどオブザーバーになっていますが、あと残りのメンバーは新垣里沙久住小春。その二人と比べると“格の違い”を感じさせます。
まあこれは今更言うまでもない内容であって、なっち、ごっちんの二人はモーニング娘。10年の歴史でそれを支えたエースであり、現在もソロアーティストとして活躍している存在。経験・技術などを比較しても差があるのは当たり前です。
しかし、一番違うのは安倍・後藤二人とも「自身の空間」を作り出せること。今日は改めてそれを強く認識しました。ソロで活動している二人は、自分のMCやソロの舞台になった途端に、その場所を自身のコンサートの場に変えてしまう… なっちなら“なちコン”の、ごっちんなら“ごまコン”の世界に変えてしまうことができる。…それがソロアーティストたる所以だと思います。

では、後者の二人はどうであるか… まず小春のソロは完全に「作られた世界=月島きらり」を演じているので、「自身の空間」ではあるけれどもそれが「久住小春オリジナル」かといえば、そうではありません。まあ小春に関しては今はそれでいいと思います。

次に新垣里沙ですが… コンサート中にずっと「…ああ、なっち、やっぱ違うな」とか「ごっちんやっぱさすがだな」とか思いながら観ていました。ガキさんもしっかりとステージを務めているけれど、やはり差を感じてしまう… それがしょうがないことと思いつつ、やはり寂しく感じていました。

そして今回のセットリストの中での新垣里沙ソロ「Never Forget」がきました。「…ここで一発なにか見せてくれ」と思って観ていましたが… ずばりそのままの私の印象を書くと、そこで表現されたものはモーニング娘。が大好きな新垣里沙の姿でした。私にはそう映りました。


うーん、正直なとこ残念… と、いうよりは寂しかったという方がぴったりかな… その時は「ガキさんはそれを求められる人じゃないからなあ…」なんて思ったりもしました。

これまでガキさんは娘。の中では、明確なセンターポジションを与えられたこともないし、明確なソロ曲も与えられたことがない… いわゆる“サブ”ポジションでの活動がほとんどです。それは今も変わっていないと思う。その彼女に「自身の空間」を作り出しなさいというのは酷なのかもしれないが、「モーニング娘。愛」だけに満ちたガキさんの姿は、私には寂しく感じられました。

もっともっと"Egoist"になっていいんじゃないかな? と、いうよりならなければダメだと思う。小春なんかはその素質だけは十分だと思う。(それは今日のステージを観てても感じられた)

モーニング娘。が大好きで、モーニング娘。に入って、そこでかつて自分が与えられた幸せをまたファンに与える。本当に理想のメンバーだ。しかし、

新垣里沙は、何が表現したいの?(できるの?)」

という問いの答えがもし、「モーニング娘。への愛」「ファンへの愛」だけだったら寂しい。もっともっと『新垣里沙の空間』を見せて欲しい。きっと奥底に眠ってるはずだ。もっとエゴイストに…  ここまで書いてきて自分でもかなり自分勝手なことを書いていると思うんだけど、もうここまで書いちゃったらついでだから書くと、君の同期の高橋愛はそれができているよ(一応ね) そして安倍なつみ後藤真希も… モーニング娘。の魅力の一つとして個性豊かなメンバーの存在と言われるけれど、それはそういった、時にはエゴイスティックなまでの存在感をいうんじゃないかな…


俺の心に鋭い爪を立てるような新垣里沙を見たいね。…まあ勝手な欲望だとは思うが(笑)


その他

  • 花道凄かった(^o^) ごっちん1m真っ正面、ガキさん1m真っ正面、最後全員1m 新歌舞伎座グッジョブ!
  • なっち変わらんね あれは「芸術」の域に達してると思う(笑)
  • ごっちんもあいかわらず 秋ツアー楽しみだね
  • 小春はもうちょっとだけ、お歌上手くなりましょう(苦笑)