至上のブログ ~瑠々に魅せられて~

主にJuice=Juiceの段原瑠々さんに関連する内容です。2014/1/5までは昔の「愛に観せられて」の内容をインポートしています。

月組公演 スピリチュアル・シンフォニー『MAHOROBA』−遥か彼方YAMATO−/ミュージカル『マジシャンの憂鬱』

いや〜、昨日の初日がかなり好評なので、行ってきましたよ。月組の本公演は今年の正月公演以来です。特に『ダル・レークの恋』は観に行けなかったので、あさこさん・ゆひたん・かなみんは久しぶりって感じです(^^)
今日は急遽って感じだったので、全体的なファーストインプレッションだけ書いていきたいと思います。

まず最初に、スピリチュアル・シンフォニー『MAHOROBA』−遥か彼方YAMATO−ですが、これは完全に古事記の世界ですね。日本古来の神話の世界はキリスト教みたいに一神教じゃなくて、ギリシャ神話のようにたくさんの神が出てきます。イザナギイザナミに始まって、ツクヨミとかアマテラスとかヒノカグツチとか… そんな神々に扮した演者が、古来より伝承されてきた様々な民族芸能・舞踊を披露するショーになってます。
日本神話といえば、私は「女神転生」で親しんでるから問題ないぜ(笑)…しかし今回は始まる前にプログラムを見られなかったので、誰がどの神様をやってるのか最初分からなかった(^^; アマテラスがタキさんなのは分かったけど(笑)

今回のショーは宝塚OGの謝珠栄先生の作・演出ということで、普段とは違ったアクロバティックな振付も見られました。…きりやんなんか股関節外れるんじゃないかって思うような振付もありました(^^; それといろんな道具を使った踊りがたくさんでてきます。棒とか傘とか手持ち太鼓とか… その辺りも伝統芸能という感じ… ショーだけどちゃんとストーリーもあるので、事前に古事記とか読んで知識を入れておくとより楽しめるかも。
圧巻はラスト近くに劇場全体に響き渡る津軽三味線。これは凄い迫力だった。まさに日本の伝統芸能って感じ。普段の宝塚歌劇では聴くことのない音色に圧倒されます。いや〜45分は短かった。もう終わり?って感じでした。
演者で印象に残ったのは、あさこさんはほぼ全編出ずっぱりで歌に踊りに本領発揮。かなみんは相変わらずの透き通る美しい歌声… やっぱり今の娘トップのなかでも実力者だなあと思いました。祐飛さんは今回はどちらかというと歌担当という感じ。それでもきりやんと並んでかなり複雑な踊りもありました。
あとは「ニライカナイの姫」で「あい・れみ・ねね」の三役揃い踏みが美しかった(*^^*)
まほろば”とは「素晴らしい場所」という意味を表す言葉だそうですが、そのタイトルに違わぬ世界を見せてくれます。


ミュージカル『マジシャンの憂鬱』は、これまた面白かったー!
最初は大劇場なのにクロースアップマジックなんて大丈夫か?って思ってましたが、実際のマジックはオープニングだけで、あとは透視がメイン。本当は眉唾なんだけど、その透視力を使って皇太子妃の事故を調査していくうちに様々なことが… という内容。
「パリの空よりも高く」に引き続き詐欺師っぽい役ですが、そこは月組のあさこさん。あくまでオシャレでスマートな主人公。ストーリーもコメディタッチなんですが、全体を通じて洒落たムードが漂っています。…その辺りは石田先生と違って正塚先生のカラーなんでしょうか(笑)(いや別に石田先生が下品だとは言ってません(笑))

演者別だと、かなみん強い!(笑) ねねちゃんつおい!(笑) そして、…ん?もう一人誰だ? …「シャーロット=憧花ゆりの」 ゆりのちゃんっていうのか(^^; とにかくこの三人の“チャーリーズエンジェル”が強すぎてワラタ 必見(笑)

それから、きりやんは前回のギュスターヴと同じく真面目な皇太子をコミカルに演じられてました。…ちょっと残念だったのは祐飛さんが「5人一組」の中に入っちゃったままになってるとこかなあ… あの5人もそれぞれ仕事が決まってるから、その仕事を活かした絡みがあってもよかったかも…(発明家なんだから発明した武器をシャンドールに使わせるとか(^^;)

それと皇太子妃のあいあいがすごく綺麗でした…(*^^*) なんかちょっと別格って感じ。

物語は最後まで都会的でモダンで爽やかなムードを醸し出しています。前回もそうだったけど、月組さんが持ってるそういう魅力が大好きだ。…いや〜チケットいっぱい取っておいて良かった(笑)

と、いうわけで今回は非常に楽しかったです。やっぱり観劇したあと純粋に「楽しい」って感じられるのはいいですね。ではまた来週(笑)


p.s.
・タキさんは全編でプレイングマネージャって感じで活躍されてました。さすがですね。
・墓場のシーンでシビさんが歌い出すと、それまでコメディタッチだったのが一気に怪談ムードになるのが恐ろしい(笑)
・未沙のえるさんも相変わらずでした(笑)こういう話だと無くてはならない存在ですね。
・今日はまだ始まったばかりということか、ちょっとセリフに詰まる人が多かったけどそれもご愛敬ということで