宙組公演『バレンシアの熱い花 / 宙 FANTASISTA!』/ 宝塚大劇場

昨日、２回目の観劇に行ってきました。『バレンシアの熱い花』では北翔さんと蘭寿さんが役変わりとなっていますが、前回と違う配役となります。

今回はラモンを演じた北翔さんは、前回の生真面目な演技とは違ってラモンのがらっぱちな演技が凄く上手かったです。本当に上手く演じ分けるもんだなあと思いました。特に怪我をした時の、フェルナンド邸の演技は爆笑ものだった（笑）　それに対してロドリーゴを演じた蘭寿さんも反対に筋の通った真面目な演技で好演でした。（なんか前公演の一橋慶喜を思い出してしまった（＾＾；）
ストーリー的には、７０年代の作品の再演ということでちょっと古臭さが否めない感じでしたが、大和さん含め３人が三銃士になって活躍する内容は良かったんじゃないでしょうか。…ただラストのあの締め方は変えても良かったんじゃないかなと思います。初演の時もあの終わり方だったんだろうか…？　今回、例えばホルヘのシーンは退団される鈴鹿さんのためにちょっとシナリオを変更したということがあったので、ラストももうちょっとハッピーな展開にした方が良かったと思います。
ホルヘといえば、鈴鹿さんは公演中に怪我をされたそうで、今回は終始、眼帯をされていました。その眼帯も役にあったデザインになっていましたが、そういうトラブルで思い出すのが『リボンの騎士』の時の辻ちゃんの怪我。あの時もドクロの松葉杖が急遽製作されて劇中に使われましたが、生の人間が演じる演劇ならではのことだと思います。

トラブルといえばもう一つ、今回、ドンファンを演じている七帆ひかるさんですが、A/Lを観てちょっと好きになったので今回も出てきたときに双眼鏡で見たらなんか顔が違う…　「あれ〜？　舞台化粧したら印象が変わるのかな？」と思ってましたが、帰ってきてWebページを見たら体調不良で急遽、早霧せいなさんが代役となってました（＾＾；　（あの切れ長の眼は化粧でも早々変わりませんよね（＾＾ゞ）
ちょっと心配ですが早く復帰されることをお祈りします。

そしてあいかわらず良かったのが『宙 FANTASISTA!』　…このショーは何度観ても楽しいです。今回は特に結構いい席だったので、演者が身近に感じられて良かった。…前回書いた銀橋降りは最初の旅立つ前の場面でした（＾＾；　もうちょっと前の席だったら蘭とむさんに指差してもらえたのになあ…（笑）

明日は残念ながらスカステイベントは外れてしまったので、家で雪組の『ハロー！ダンシング』（スカステ放送）観てます（笑）