バウ・ミュージカル『Hallelujah（ハレルヤ） GO! GO!』

今年のお正月公演で残念ながら観に行けなかった『Hallelujah（ハレルヤ） GO! GO!』を観ました。
いや、これも「青春」ですね。70年代のディスコダンスに明け暮れた青年の青春の物語。
主演のデニスを演じた柚希礼音さんは歌唱も素晴らしくて、ちょっと男臭いところも感じさせてよかった。
ヒロインのブレンダを演じた 陽月 華さんは今は宙組のトップだけど、この時が最後の星組での公演だったんだね〜　アイドルばりの風貌でまさにヒロインって感じ。
親友のブライアンを演じた和 涼華さんは柚希さんとはまた違った二枚目。「いい奴」の演技がこれまたハマってました。
ガイを演じた 綺華れいさん。これは正統派。なんていうか特撮系ヒーロー物の男前って感じ（笑）今回は悪役っぽい役回りでしたが、違う役でも観てみたいと思いました。
あとは専科の千雅てる子さん。もう退団されてこれが公演としては最後だったということですが、シスター・フィアナという重要な役をしっかり演じられていて、物語全体に重みをもたせていました。『堕落した者に人の心を動かすことはできません』というセリフが印象に残っています。

これまで星組さんはちょっと縁遠かったのですが、これで少し所属している人のことが分かってきました。宝塚歌劇は人が多いから、それぞれの組に所属している人がどんな人が分かってこないとなかなか入っていけない面もあるので…

それにしてもこの『Hallelujah（ハレルヤ） GO! GO!』もそうですが、他にも『大坂侍』や『舞姫』とバウホール公演はいいですね〜　大劇場の公演も迫力があっていいけど、「芝居」としてならこれまで観た作品だとバウホールやDC公演の方が好きだなあ…　やっぱり２幕あるから物語に深みがあるし。

それに演者と観客も近いから演じる人の息づかいも感じることができる。これからもバウホール公演は注目していきたいと思います。

p.s.
今回のカーテンコールで組長の英真なおきさんは笑いすぎやで（笑）