雪エリザ
一路真輝さんのトートは威厳を感じさせます。ルキーニはどちらかというと湖月さんの粗野な感じが好きなんだけど、轟悠さんの粋で洒落た感じもそれはそれでいい雰囲気だ。瀬奈じゅんさんのルキーニもそんな感じ。
今現在の音月さんは、粗野な振る舞いだけど見た目は綺麗だからバランスがとれてる印象です。
エリザベートはやっぱり、花總まりさんだなあ… 繊細な演技に惹かれます。
フランツは、和央ようかさんが美しさの中に孤独を携えた演技が素晴らしくて好きです。…でも今日観た高嶺ふぶきさんのフランツも良かった。和央さんはちょっと高嶺さんのフランツを下地にしているような気がしました。
初演から10年以上が経過して、様々な形で上演されている作品ですが、シナリオや楽曲はほとんど同じでも、それぞれの公演ごとに個性があって、どれも新鮮な気持ちで観ることができます。
だからこそずっと愛されて上演され続けるのだと思う。…でもその歴史の中でも、ルキーニとエリザベートを両方演じた人はもう出てこないだろうな（＾＾；
