至上のブログ ~瑠々に魅せられて~

主にJuice=Juiceの段原瑠々さんに関連する内容です。2014/1/5までは昔の「愛に観せられて」の内容をインポートしています。

星組公演『ヘイズ・コード』/ 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ

今日は星組公演。シアター・ドラマシティは茶屋町アプローズの地下にあるのですが、今日はお隣のメインホールでもエリザベートの来日記念コンサートがあるので周辺はファンでいっぱいでした。…あいかわらず女性ばかりw なんでだろうなあ、男が観ても素晴らしい舞台なのに。

席は19列だったのですが、通路側だったので前の席も無く舞台正面の非常に観やすいところでした。開演5分前ぐらいに明らかに宝塚歌劇の方々と思われる団体が入場されて舞台上手の6列目ぐらいの所に座られました。おそらく今回出演されていない星組の方々と思われますが、誰が来ていたとかは私はまだ初心者なので分かりませんでした。

さて、今回の『ヘイズ・コード』ですが、それは昔のアメリカの放送倫理協定のことで、それに合格しないと映画の配給が認められないなど作り手としては厄介な代物。…言ってみれば「映倫」みたいなもので、それの調査官と映画女優とのロマンスをからめた物語です。

しかし「3秒以上キスしてはいけない」とか本当にあったんかね?w アメリカも昔は規制が厳しかったのかな。

この舞台は星組トップスターになった安蘭けいさんのお披露目公演です。これまで観た公演でもそうですが、やはりトップスターの方というのはそういう「雰囲気」というのを持ってるなあと思いました。

安蘭さんの役レイモンド・ウッドロウは、堅物で融通の利かない男という設定ですが、それを終始抑えた演技でクールに演じられていました。…そのハスキーな声がまた、冷静沈着な性格を際だたせていたと思います。

リヴィ役の遠野あすかさんも今回が組替え後、初の舞台。華やかなハリウッド女優を明るく時にはコミカルにと魅力的に演じられていたと思います。

…あと出演者で印象に残ったのは所長のウォルターを演じた専科の一樹千尋さん。…いいねえw あの調子のいい所長のおっさんの演技が見事でしたw


ストーリーとしては「スクリューボール・コメディ」とあるように、シーンの間にシャレたジョークが挿入されていて飽きさせない内容になってます。他の星組の方々が観に来ていたせいか、来年公演予定の『Hallelujah(ハレルヤ) GO! GO!』や『さくら/シークレットハンター』のタイトルがセリフに出てきたり…w

それから全体としてタップダンスがフィーチャーされています。普通のダンスとはまた違うテクニックが必要だと思うのですが、宝塚歌劇のレベルの高さを感じました。

と、いうわけで今回も楽しい舞台でしたが、今回はラスト近くにさらに嬉しいことが…


舞台のラスト、キャスト紹介に入る時に最後、主役の安蘭さんが会場の客席入場口から登場。そこから客席内を歩いて舞台にあがるという演出。さらに全員が揃ったあとは、全員が舞台から客席通路に降りてきて客席内を一周とか…

横通路、前通路も近い席だったのでトップスターの安蘭けいさんが2m前ぐらいに立ち止まるとか… うっひゃあ、まいりましたw


…なんだろうなあ… 単純だけど、こういうのが凄く嬉しいんですよね。なんか観に来た観客に対して最高のおもてなしをするという気持ちが感じられて… それはこれまで観てきた宝塚歌劇のどの公演でも共通して感じることです。

そういうところが凄く尊敬もできるし、好きなところです。

さて今年もあと残すところは雪組公演の『朝海ひかる ザ・ラストデイ』の公演中継を観に行くのみとなりました。来年もまた素晴らしい舞台をできるだけ多く観に行きたいと思います。