ハロプロアワー 6/9配信分
今回も新垣さんの美しいお御足からスタート。そしてゲストは田中れいな&萩原舞
まず初めに、今回のこの配信を見て改めて思ったこと。
「新垣里沙は"The Entertainer(エンタテイナー)"である」
前回も「マルチな人」になりたいと言っていた新垣さんですが、ただ「なんでもできる人」であればいいかといえば、そうではありません。芸能の世界… "Show Business"に携わる者にとって一番大切なことは、「観客を楽しませること」「観客を感動させること」「観客を満足させること」であると思います。
例えば、サッカーの世界では、奇跡的な素晴らしいPlayで観客を魅了する選手の事を"Fantajista(ファンタジスタ)"というそうですが、新垣里沙がいる世界では、それを"The Entertainer(エンタテイナー)"といいます。
そして、今回のハロプロアワーの内容において、新垣さんは十分そう呼ぶに値する振る舞いでした。
まず今回彼女が選んだ曲 『声』
これは2005春の娘。コンサートでの歌唱が非常に印象深く、私はコンサレポで「『声』は新垣里沙の為の曲」*1と書きましたが、それをこの場で持ってくるあたり、素晴らしい自己プロデュースだ。まさに王道。
アコースティックギター一本で奏でられる伴奏にあわせて、1年前よりさらに進歩した歌声を聴かせてくれる。願わくばフルコーラスであって欲しかったがそれはさすがに贅沢か。
そしてトーク。
一つ下の後輩・田中れいな、そしてハロプロ最年少の萩原舞が相手ですが、一貫して彼女の心にあるのは「ゲストを引き立てよう」ということ。
れいなの時は、いきなり「最初は苦手でした」と言われても、それに対して深く突っ込むことはせずに、彼女と遊びに行った話、プリクラの話に持って行く。話の中心は必ず れいな だ。
そして舞ちゃんの時はもっと顕著だ。最年少の子なので質問の内容も、たわいないオチをつけるのが難しいようなものばかりだった。それでもしっかりと話を聞いてあげて、ちゃんと彼女の意図を汲んであげてトークを成り立たせている。
全体を通じて素晴らしいのは、嫌みさを微塵も感じさせないところだ。これは簡単なようで難しい… トークというのはどうしても人と人とのやり取りだから、例えばそこに、いいわけだとか、先輩風だとか、皮肉だとか、ほんの少しぐらいは「負」の要素が見えることがある。
(そういうのもまた面白い所ではあるが)
しかし彼女にはそれが無い。彼女の心にはいつも「ファン」が存在する。見ている人達の為に自分がどうすればいいのかと、それを一番に思う心がある。その為に最善のことを演じようとする姿がある。それが「新垣里沙=Entertainer」である所以だ。
そんな彼女がいるモーニング娘。のファンで、これからも彼女のEntertainmentが観られる私たちは幸せだと思った。