至上のブログ ~瑠々に魅せられて~

主にJuice=Juiceの段原瑠々さんに関連する内容です。2014/1/5までは昔の「愛に観せられて」の内容をインポートしています。

愛すればこそ

FOCUS 愛(id:focus_ai)/M.I.T.ちっくさんが書かれている内容について。
先日、Yahoo!Japanに掲載されたこちらの記事について言及されています。

モーニング娘。の変わらぬ人気の理由
http://magazine.music.yahoo.co.jp/rep/20060317_001/

その内容について、同じモーニング娘。ファンとして感じたことを書かせていただきます。

3つの理由が取って付けた様であまりに稚拙でこの取材をした編集者はあまりモーニング娘。のことを知らないのだなと思ってしまうのは天邪鬼ですか?
http://d.hatena.ne.jp/focus_ai/20060318#1142667280

このご意見は、おそらく「ファンならそんなことは知ってて当たり前」という内容だからというのが理由だと思うのですが、この記事の意図を考えれば稚拙とは言えないと思います。
この記事はモーニング娘。のファンでは無い人達に向けられたものです。つまりモーヲタが満足するような濃い内容を書くということが趣旨ではありません。ですからこの記者が娘。のことを知ってるか知らないかは判りませんが、内容としては、「知らない人」向けだということです。

先ず、モーニング娘。は歌とダンスのプロフェッショナル集団ではないですし
http://d.hatena.ne.jp/focus_ai/20060318#1142667280

私は、モーニング娘。は歌とダンスのプロフェッショナル集団だと思っています。ここの内容も、例えば、TRFとか劇団四季とかその他、技術的に娘。と比べて優れている存在があり、それと比べたらプロではない、という意味だと推測します。しかし、私は娘。の原点が歌とダンスであり、そしてそれを中心として活動し、それに魅力を感じてファンが存在するという点でプロであると認識しています。
そしてこの記事も、ファンでは無い人達の認識として、「アイドルはただカワイイだけの存在。歌やダンスはオマケ」みたいなものに対して、娘。は違うということを主張したいというのが趣旨だと思います。

『彼女たちは「疲れるからイヤ!」とは思ったりしないのだろうか?』なんて質問をしてる時点で頭の悪い編集者なのだと思いますよね普通
http://d.hatena.ne.jp/focus_ai/20060318#1142667280

…そうでしょうか?… 娘。を知らない人達から見れば、あれだけ歌って踊って年間100回以上もライブをやるという事実を知れば素朴な疑問としてそう思うこともあるのではないでしょうか?
この記事も、娘。達の歌・ダンスを最も堪能できるライブに対する気持ちを、それを知らない人達に説明するための内容であると思います。ファンである私達は百も承知の事でも、そうでない人達には分からない部分です。

メンバー自身が“モー娘。ファン”でガキさん呼んでないのは話にならないし
http://d.hatena.ne.jp/focus_ai/20060318#1142667280

この部分もそうです。新垣里沙が特に娘。に対する愛を前面に出すメンバーだということはファンしか知らないことです。2番目の理由は娘。ファンであった者が娘。メンバーとなり、娘。に対する愛情を今現在も持ち続けて活動しているということを、知らない人達にアピールする意図があると思います。娘。に対する愛情がまたファンに対する愛情へと繋がっているということを。
それと娘。ファンであるのはガキさんだけではありません。記事にもあるように他のメンバーもそれぞれ娘。に憧れて入ってきてます。それを他のメンバーだと「話にならない」と言ってしまうのは少し乱暴ではないでしょうか…

『食わず嫌いはそろそろ返上!』とか言ってるのも前提しているものがおかしいと思いますし
http://d.hatena.ne.jp/focus_ai/20060318#1142667280

ここも前提としているものは「娘。を知らない人」です。ですから極端に言えば「モームス?キショイわw」とか「俺、アイドルに興味無いから」って頭ごなしに考える人達です。
残念なことですが、現状の娘。はLOVEマシーンの頃と比べたら、CDの売上も落ちているし、メディアへの露出も減少しています。そんな中ではどれだけ優れた作品を提供しても、知られずに消えてしまう可能性もあります。この記事は娘。と聞くだけで不適切な先入観を持たないで、「一度だまされたと思って聴いてみたら?」というようなアプローチをしています。いや、もっと愛情を持って書いてくれています。

なにより彼女たちの前向きでひたむきな姿勢は、いまの日本に足りないもののような気がする。
(中略)
今こそモーニング娘。をしっかり聴いて(できればライブに足を運んで)、そのユニークな魅力を味わってみてほしい。音楽ファンなら、きっと目からウロコの新発見があるはずだ。
http://magazine.music.yahoo.co.jp/rep/20060317_001/index_002

と、ここまで書いてくれているのです。

以上、この記事はモーヲタにとっては、当たり前のつまらない記事かもしれませんが、Yahoo!というインターネットでは最も大きなメディアが、一般的な視線から娘。の魅力に関して今の現状で言及してくれたことを喜ぶべきではないかと思います。

そして、今回敢えて FOCUS 愛 さんの記事を取り上げさせていただいたのは、何も個人批判をしたいからではありません。私も含めて、コアな娘。ファンに対して、もう一度振り返って欲しいということです。自分が初めて娘。に接した時のことを。ファンになってコンサートに行くようになって、どんどん娘。に対する思いが大きくなればなるほど見失ってしまうものがあるのでは無いか?ということです。

「現場がなければ生きていけない」と言うモーヲタ普遍の原理もそこからくるのです
http://d.hatena.ne.jp/focus_ai/20060318#1142667280

モーニング娘。ファンすべてがコンサートに行っているわけではありません。中には、CD・DVDそしてTVでしか接していない(接することが出来ない)ファンもいます。ですから普遍の原理ではありません。ライブが最も娘。の魅力を発揮できる場であるということは私もいわゆる「現場系」ですから理解できますが、そうでない人もいるという認識と理解は必要です。

ライブの出来は自分達次第だけではなく客席にいる僕ら次第でもある
http://d.hatena.ne.jp/focus_ai/20060318#1142667280

この部分も敢えて言及させていただきますが、この考え方も場合によっては危険なものになるかもしれないと思うのです。確かにライブは演じる者と観客と双方で作り上げるものです。しかし、もし「俺たちがいないと話にならない」といった思い上がりにつながるような考えになったら、それはもうファンではありません。あくまで主役は舞台の上にいる人達です。
(M.I.T.ちっくさんがそうだと言っているわけではないので、そこだけは誤解無きようにお願い致します。)

以上、全体を通じて私が感じたことを書かせていただきました。
FOCUS 愛(id:focus_ai)さんの記事に対比するような形になりましたが、再度重ねて書きますが、個人批判ではなく、私も含めてコアな娘。ファン全体に向けてという思いで書きました。

愛すればこそ、愛に囚われない心も持ちたい…