至上のブログ ~瑠々に魅せられて~

主にJuice=Juiceの段原瑠々さんに関連する内容です。2014/1/5までは昔の「愛に観せられて」の内容をインポートしています。

仮想(virtual)が現実(real)になるとき、そこに夢(dream)が生まれる

さて、今日は久しぶりに真面目な話題で更新します。…といっても別に今までの内容がフマジメというわけではないので誤解しないようにw

実は私は、もうすぐあるアルバムを買う予定にしています。そのアルバムは何かというと

鏡音リン・レン カバーアルバム「Prism」

鏡音リン・レン カバーアルバム「Prism」

これなわけですが、これはどんなものかというと「ニコニコ動画」に投稿された「VOCALOID 鏡音リン・レン」の楽曲を、その中の人である声優・下田麻美さんが歌ったカバーアルバムです。

久しぶりにVOCALOIDの話題なわけですが、最近書かないからといって別に飽きたわけでもなく、ずっとその楽曲や動向は追っています。…というより、もうあまりにも展開が広範囲になってしまって全てを追い切れないぐらいVOCALOIDは多方面に影響を及ぼす存在になっています。一時のブームではなくて完全にスタンダードなジャンルになったといっていいでしょう。

まあそういう固い話はちょっと中断して、私はVOCALOIDの中では初音ミクも好きだけどこの鏡音リンが好きでして…(*^^*) あの力強さとキュートさを兼ね備えたVOCALがたまりませんわ♪ …さらに加えて最近「アイドルマスター」にハマっていることはずっと書いてきているのでお分かりかと思いますが、その中のキャラクターである「双海亜美・真美」の二人もまた好きでねえ…(*^^*) あの小春にも通じる天真爛漫な暴走っぷりがこれまたタマランわけですが、その両方の中の人である「あさぽん」のソロアルバムが発売になるとなれば、買うしかないだろって感じです(^^)

あさぽん可愛いよあさぽん(*^^*) (視聴にはニコニコ動画のアカウント登録が必要です)


公式サイト(http://asapon.jp/)では全曲試聴も始まりました。(視聴する場合はリンクをクリック)

リンが歌うとロックテイストだけど、あさぽんが歌うとかなりポップだね(^^) でもその違いがまたいい感じだ。発売が楽しみです。


…と、ここで終わってしまっては単なる「あさぽん萌え〜♡」で終わってしまうので、真面目な話はここから。


今日、ニコニコ動画では「ニコニコ宣言二周年」ということで新しく第6・第7宣言が追加されました(第5は復活)。それはどんなものかというと、以下のようなものです。(全文引用)

第五宣言 ニコニコはネットでのコンテンツと著作権の新しい可能性を追求します


 われわれは、ネットを大義名分として無料あるいは格安で利用できるようなサービスやビジネスモデル、また他メディアのコンテンツをそのままあるいは劣化した形で利用するサービスやビジネスモデルをめざす考え方は断固拒否します。われわれがつくりたいのはコンテンツの新しい利用法、楽しみ方、広め方をユーザーとクリエイターの双方に提供することであって、コンテンツの世界が豊かに広がるためにはクリエイターに利益がもたらされることが根本的に必要であることを信じます。
 また、われわれは既存のコンテンツのネットでの延長線上のものだけでなく、ネットで生み出される新しいタイプのコンテンツをもつくりだすことを目標とします。われわれは現実世界のコンテンツを仮想世界へ単純に投影しただけでは、コンテンツの世界は拡大されないことを知っており、仮想世界においてユーザーが欲しがるコンテンツをつくりだし、新しい著作権の対象物となることを目指します。


第六宣言 ニコニコはすべての表現者が自由にコンテンツを発表できる場を守ります


 ネット上の作品について好きなコメントをつけることは、すべてのユーザに保証された基本的な権利であるとわれわれは考えています。これをニコニコ上で実現するためにもっとも重要なことは、ニコニコ上にすべてのコンテンツが集まることです。しかしながら、ときに自由なコメントの暴力は、他者がニコニコ上でコンテンツを発表する自由を奪う目的をもって行使される場合があります。
 好きなコメントをつける自由というものが、言論の自由であるとするなら、われわれは他者の言論の自由を妨害するためのコメントをつける自由というものは、これをみとめません。ニコニコはすべての表現者がコンテンツそのもの以外の理由で批判にさらされることのないような発表の場を提供したいと考えています。


第七宣言 ニコニコは仮想世界を現実世界へとつなげます


 21世紀の今日、次に暴動や社会不安が発生するとすれば、現実世界ではなく仮想世界が震源地となるかもしれません。仮想世界でなにが起こっているか、現実世界のひとたちの多くは、ほとんど知りません。あるいは定期的に報道されるネット炎上事件によってなんとなく不気味な印象を抱いているでしょう。自由中立なネットの特性は、ときに声の大きい少数派に支配されることも誤解を大きくします。
 われわれは、仮想世界と現実世界の不幸な行き違いが起こらないように、仮想世界でなにがおこっているか、なにを人々が望んでいるか、それはどれぐらいの割合のひとたちなのかを仮想世界からすくいあげ、現実世界へと伝えるべく努力します。それによって仮想世界と現実世界がよりよい関係を築きながら融合していく未来を願います。


http://blog.nicovideo.jp/niconews/2009/06/003148.html

これを読んでやっぱり「ニコニコ動画」はひと味違うなって思ったね。普段はおちゃらけた様相を呈しているけど、中身は硬派ですよ。特に今回の「第五宣言」は私がずっと思ってることだけに、よくぞ復活して宣言してくれましたって感じ。

今回の下田麻美さんのアルバムにしても、私は声優にはあまり詳しくないけれど、まだまだ彼女は声優としてはそれほどステイタスを確立している存在ではないと思う。wikipedia:下田麻美
デビューが「アイドルマスター」アーケード版そのものであるということだから、まだ芸歴も5年ほどの若手であることに違いはないと思う。そんな彼女がVOCALOIDの声を担当したことがきっかけとなって初のソロアルバムを発売するまでに至ったということです。しかもその楽曲は全てニコニコ動画に投稿されたもの、またはその作者の手によるものです。

もしニコニコ動画が無かったら少なくとも、そのクリエイター達と彼女を結びつけることは無かっただろう。

仮想の世界の存在である「鏡音リン」が現実の世界の存在である「下田麻美」とつながる… そしてそれが彼女を含め、多くのクリエイター達の利益につながっていく… これこそまさに今回の宣言にもある「ニコニコは仮想世界を現実世界へとつなげます」の実例であると思う。

単なる仮想世界のお遊びに止まらず、それを現実世界に繋げ新しい創作として生みだそうという精神を有しているところに「ニコニコ動画」は他と違う価値があると思います。それは初音ミクなどVOCALOID製品の提供元であるクリプトン・フューチャー・メディアも同じ。彼らも「ピアプロ」(http://piapro.jp/)で、同様の試みにチャレンジしています。


やはりね、夢を見ているだけじゃダメですよ。それを現実にしようとするところに魅力が生まれる。私はいろんなことに興味を持って、それをこの場で紹介しているけれど、そこに共通するのは「夢が生まれる」ところ。「夢」を感じさせてくれるものに私は惹かれ、それを他の多くの人に知ってもらいたいという気持ちが、私のここを更新する際のモチベーションになっている。「夢を現実に創り出そうとするもの」をこれからも応援していきたいと思います。


特に高橋愛を最優先でね!